●質問
菊全4色機のオペレータです。紙のことが続いてしまって申し訳ないのですが、
自分の機械で定期的にやっている仕事の中に、B半切判、53kgの紙で、2万通し
というのが有ります。両面で4万通しに成るのですが、薄い紙に、ベタベタの
絵柄で、しかもタテ目なので、機械の回転を上げる事が出来ず、表面は9千回転、
裏面は8千回転です。生産効率も悪いし、ヤレも沢山出るし、何一つとっても、
決して良い仕事とは言えないのですが、このチラシの仕事が毎週有ります。
何か改善する方法はないでしょうか。
●回答
ハハハ~、私なら、その仕事は、輪転にお願いしちゃいますね。
まぁ、いろんな事情があって、自社内の枚葉機でやってるんだと思いますが、
8千回転で、ゴトゴト回して、採算が取れる仕事では無いように思います。
その仕事をしてる間に、他の仕事ならイッパイ出来ちゃいますもんね。
私なら、絶対に輪転ですわ。
しかしまぁ、社長さんの意地だとか、社長さんの、ヘソの曲がり方だとか、
様々な理由が有るのだろうと思いますので、私も前向きに考える事にしますね。
まずは、目なりですね。紙の厚みは53kgですよね。ティッシュペーパーの次に
厚いかな?ってくらいの薄さですから、これが、タテ目ではキツ過ぎですわね。
例えば、刷ってから、折り加工が有るにしても、53kgなら、目なりなんて、
こりゃ、どっちでもOKですから、是非とも、ヨコ目にしてもらって下さい。
あと、こうした紙は「軽量コート」と呼ばれる部類の物なのですが、これも、
製紙メーカーや、銘柄によって、ずいぶん違いがあります。
この仕事が、今後もまだまだ続くのであれば、紙の銘柄を替えて、刷りやすい
紙を見付ける事が必須だと思いますよ。
チラシですから、こりゃ、1万回転以上で、鼻歌で印刷したいですよね。
取りあえずの目標を、1万回転以上と決めて、それをクリアするための方法を
いろいろ、提案してみて下さい。8千回転の物が、1万回転に成るのなら、
社長さんのヘソも、少しは、こっちを向いてくるでしょう。
まぁしかし、輪転でやる仕事だわなぁ~。