スガシカオ - Real Face(夏色花梨 カバー)とキー変更のオケ作成とか | たついかみのチラ裏でええじゃろ

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UTAUやSynthesizer Vなどでカバーしたりトーク動画を作ったりしています。 カバーや動画作成時のチラ裏に書いとけ的な裏話。

 

N・A・N・Z・A・N☆

 

南斗双斬拳の略ではない。

いやー難産だった。

こんなに苦労したのは初めてかもしれない。

 

動画では花梨先輩が楽勝などとぶっこいているが、まずキーが決まらない。

原キーでは低すぎ、オクターブ上げると高すぎて歌えないのでキー変更は必須だったが、+2や+3では話にならず、+5でも全然迫力が出ない。

+5より上げたら、ボーカルはよくてもオケの音が合わなくならないかー?

と思いつつ色々試した結果、+7(オケはー5)と+8(オケは-4)に絞り込み、スケール的には+8なんだけども音域は+7だよなーでもオケが低すぎないかなーと悩みまくり、オケはどうにかするとしてボーカル優先でいこうと決断するまで一週間。

 

ボーカルとコーラスを先に作っておいて、オケ作成にとりかかるも、音が多すぎてわーかーらーんーと途中で放り出すことまた一週間。

その間にもどんどん投票いただくし、「よし分からんところはでっち上げ創造じゃ」と悟りを開いて連休中に一気に仕上げた。

 

オケに関しては、そのまま-5するだけだと色々と低すぎてしまうので、オクターブ上のギターを入れたりしてなるべくバランスを取る。

 

バックでパワーコードを鳴らすのはUJAMのIRON2とSPARKLE2。はー楽ちん、とはならなかった。誰かパワーコードからスライドダウンする方法を教えてください。アーティキュレーションのスライドダウンは変な高さから始まるので困る。

なおSPARKLE2はIRON2のオクターブ上を弾いて、IRON2とで左右に振っている。

 

あとサックスソロ。サックスを本物っぽく演奏するのは吹奏楽器の中でもトップクラスに難しいと思う。

今回はKontaktのFactory Libraryに入っていたテナーサックスを使ったが、そもそもが原キーより-5で高音の迫力が出ないのと、アーティキュレーションがない(というかあるっぽいことがNIのサイトに書いてあるのに設定が見つからない)ので、音量変化による音質変化とアクセントだけでなんとか雰囲気を出そうと頑張ってみた。グロウルとかポルタメントとかできたらもっと良かったんだが。ちなみにバリバリ感を出すために高音域をかなりブーストしている。

 

歌に関しては、花梨先輩はいつも通りイケボ先輩。ちょっとフォール多め。

コーラスは六花ちゃん。原曲では3度上のコーラスだが、カバーではボーカルの音が高いため、上だけだと薄く聞こえてしまうので、もう1声入れて三和音にしている。

ラップはRyoくんに担当してもらったが、ヤツの声は優しすぎるので脳内の囁きに従いDeathVoiceと化した。Mixの最後で声がザラつきすぎるのが気になって高音域削ったら聞こえ方が全然違ってきてしまい、バランスを取り直す羽目に。

 

動画サムネは原曲が収録されているアルバム「SUGARLESS III」のジャケットから。

動画については、カバー制作中に先輩とこはるりが騒いでいたのでそのまんま載せた。

余計に時間がかかった。