今日は「ドル円、152円突破か?日経平均は今が正念場!」というお題で書きたいと思います。
昨日はメールマガジン臨時増刊号【押し目を狙って買った銘柄】2024年3月28日を配信しました。
以下のチャートは、今回のメールマガジンで紹介している銘柄の日足チャートなのですが、上値目途を、CからABの値幅に対するフィボナッチの161.8%戻しに当たる1212円を考えています。
TradingView提供のチャート
メールマガジンをご購読いただいているまりりさんが、何と!2月に193万円も儲かったそうなのですよ。(O_O)
今月はじぶん史上ナンバーワンの会心の利益でした
あ、、ほとんどよっちゃん先生銘柄と相場のお陰です
さらに、3月も既に100万円超えの利益を上げているそうなのです。もし、毎月100万円以上儲けたら年間1000万円行くぞ!
今日も日経平均あげあげでしたね
どういたしまして!お役立てて嬉しいです。今後とも、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。
さて、昨日の日経平均は594円安と大幅に下落し、終値は4万168円になりました。また、TOPIXは48.47ポイント安と大幅に反落し、2750.81ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが224銘柄、値下がりが1362銘柄、変わらずが24銘柄でした。
昨日は配当・優待権利落ち日だったことから下落は仕方ないのですが、思った以上に大きく下げました。
そして、昨日の日経平均の動きを見ていると、やはり、ドル円の動きに連動して日経平均が動いていることに改めて気づきました。
昨日、ドル円は前場に、昨日の高値151.545円をつけたのですが、その後、後場にかけて下落し、日経平均はドル円の下落につられて下落しました。
ところが、大引け後に、ドル円が上昇し、昨日の夕方に151.449円まで上昇したのですよ。今日は若干円安気味に推移しそうですね。
ところで、昨日の記事「為替介入カウントダウン開始か?相場の急落に注意!」で、「何故、財務省、日銀、金融庁の三者が臨時会合を行ったのか?」その理由について書いたのですが、テクニカルの要因が大きいと思っています。
まず、臨時会合を開催したことは、円安けん制の意味があると思うのですが、何故、円安けん制をしたのかというと、財務省はトレンドを見ていて、もし、2023/11/13につけた高値151.908円をブレイクしたら、高値・安値が切り上がることから、上昇トレンド継続となるからだと思います。
上昇トレンド継続が確定したら「わーい!前回高値を超えた!買いの勢いが強いぞ!ドル買いだ!」と投機的な動きが加速するはずですからね。
そして、昨日、改めてドル円のチャートを確認したのですが、三者会談を実施した新たな理由に気づきました。
その理由は、週足レベルでドル円のチャートを確認すると、三角持ち合いの上値抵抗ラインをブレイクしそうだからだと思います。
以下のチャートは、ドル円の週足チャートなのですが、今、ドル円は三角持ち合いの上値抵抗ラインで頭が押さえられている状況であることが確認できると思います。
ドル円の週足チャート
TradingView提供のチャート
以前の記事でも書いたことですが、三角持ち合いの上値抵抗ラインをブレイクすることは「三角持ち合い上放れ」と呼んで、テクニカルの世界では大変おめでたい現象なのです。
そもそも、何らかの上値抵抗ラインをブレイクするということは、買いの勢いが強いことを意味し、上値が期待できるのです。
もちろん、三角持ち合いの上値抵抗ラインをブレイクしたからと言って、スルスルっと一直線に上昇することは少なく、だいたい、ブレイクした三角持ち合いの上値抵抗ラインに戻ってくることが多いのですよ。このように、ブレイクしたラインに戻ってくる現象を「リターンムーブ」と呼んでいます。
ただし、上値抵抗ラインをブレイクするとブレイクした上値抵抗ラインが下値抵抗ラインとして機能しやすくなるので、リターンムーブが発生しても、上昇していくことが多いのですよ。
だから、上級者はリターンムーブを待って、追加の買いを入れることが多いのです。
また、ドル円の話に戻りますが、もし、ドル円が、三角持ち合いの上値抵抗ラインをブレイクしたら、大変なことになりそうです。
それは、長期的にドル円が207円を目指す展開になる可能性が高いからですよ。
以下のチャートは、ドル円の週足チャートなのですが、もし、三角持ち合いの上値抵抗ラインをブレイクしたら、エリオット波動第3波が確定し、エリオット波動第3波が、起点(C)からエリオット波動第1波の値幅の1.618倍に当たる207.068円まで上昇する可能性が高いのですよ。
ドル円の週足チャート
TradingView提供のチャート
なお、日足レベルの短期では、前回高値の151.908円をブレイクした場合、以下のように、155.682円を目指して上昇するものと思います。
ドル円の日足チャート
TradingView提供のチャート
今、ドル円上昇→日経平均先物上昇→現物の日経平均上昇という流れなので、ドル円が152円手前で膠着状態だと、日経平均は上昇するのが難しそうです。
ドル円が152円を突破できれば、日経平均は4万2000円を目指して上昇すると思いますが、日経平均は今が正念場だと思います。
それから、トヨタ自動車(7203)も、ドル円の動きに連動していると思います。
以前の記事「トヨタ自動車 上値目途にほぼ到達!短期目線ではここから買うのは考えた方がいいですよ」で、「エリオット波動第3波(③)が、エリオット波動第1波(①)の値幅の1.618倍に当たる3901円にタッチする寸前の3890円まで上昇したので、3901円超えは、急落リスク大のヤバイ領域なので短期目線では手を出しずらい。」と書いたのですが、現時点でも、上値目途の3901円は超えていないのですよ。
トヨタ自動車の日足チャート
TradingView提供のチャート
最近のトヨタ自動車(7203)の動きが重いのは、ドル円が152円手前で膠着状態になっているからだと思います。
もし、ドル円が、前回高値の151.908円をブレイクした場合は、トヨタ自動車(7203)は、3901円を越えて、エリオット波動第1波(①)の値幅の2.618倍に当たる5222円を目指す展開になると思いますよ。
ただ、財務省が円安けん制をし続ける限りは、やはり、上値目途は、エリオット波動第1波(①)の値幅の1.618倍に当たる3901円かもね。
結局、ファンダメンタルで考えても日米金利差が広がっている状況で、かつ、日本からの海外投資や海外への支払いが増えている状況では、円安傾向は続くと思います。
また、前回の日銀会合でマイナス金利解除等の施策を打ち出したものの、早期の利上げはない、と見切られているので、しばらくの間は円高には向かわないと思いますけどね。
このまま、物価が賃金の上昇率以上に上昇し続けたら、庶民が悲鳴を上げることになり、政府へ批判が強まると思います。おそらく、政府批判が強まったら、次の選挙に勝てないので、日銀に利上げを要請をしてくると思いますが。
しかし、利上げした場合、経済を冷え込ますことになるので、簡単に利上げできないと思いますけどね。
住宅ローン一つ取っても、変動金利で住宅ローンを借りている場合、5年間は金利が上がらない「5年ルール」と、返済額が元の返済額の125%を上回らない「125%ルール」があるので、住宅ローンの金利が上がっても、毎月の返済額の変動は少ないものの、返済期間は変わらないので、トータルの返済額に足らない分を返済期間の終盤に返済する必要があるのですよ。これ、年を取ってから、住宅ローンを返済できない人が多く出現すると思いますよ。
もしかすると、返済しても、利息だけを払うことになりかねないですからね。元本が減らない状況で返済期限が迫ってきたら、どうするの?
対策としては、例えば、繰り上げ返済をすることで、返済期間を短くすることですかね。一生懸命働いて返済すればいいだけなので、住宅ローン金利が上昇しても対策はできますが、やはり、可処分所得が少なくなることから、経済を冷え込ますことになります。とにかく、お給料が大幅に上がらないと、金利を上げても庶民が苦しむだけですね。
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