1月はかなり読みましたが、2月は少しゆっくりです。
でも、分厚い本もありながらの6冊は中々のペースです。
古野作品とそのほかの本を交互に読んでいました。
古野作品は作品を追うごとに面白くなるのが素晴らしいですね。幻冬舎文庫版は新訳ということもあるかもしれませんが。
博多豚骨はアニメ化もされていますが、アニメは見ていません。
読んでいた小説がアニメ化された際、いつも見ようと録画しておくのですが、見られた試しがないので、最近は潔く諦めています。
なので、もしミナトがアニメ化されても見ないかな。ただ、沙耶とユウキが映像で動く姿はちょっと興味あるかも。可愛いでしょうね。
2月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:3038
ナイス数:61

再読ですが、すっかり内容は忘れていたため、新鮮な気持ちで楽しめました。クリスティの最初の作品でありながら、その完成度に驚きです。ヘイスティングスの素直さは微笑ましいものですね。
怪しそうな人物の容疑が晴れてからの実は・・・という展開は今では意外なものではないかもしれませんが、当時としては新鮮だったのでは。とは言え、普通に読んでいて驚かされました。
読了日:02月23日 著者:アガサ クリスティー

今回のまほろはまさかの軍人。最初表紙を見てパラレル設定かと思ったら、同じ時系列で中々な展開ですが、それが無茶に思えなくなってしまうのは、古野ワールドならではですね。空母という大きな舞台だったり、戦艦での戦闘だったりと、周りはお腹いっぱいな状況ですが、ミステリとしては衆人監視の中の毒殺だったり、密室殺人など定番なものでありながら、それが全体の話の流れに最終的には繋がる様が良かったです。勁草館高校のメンバーは今回は流石に出番がないかと思ったら、まさか最後にこんな形で出てくるとは。
読了日:02月17日 著者:古野 まほろ

中編2編ですが、個人的には中編くらいの長さが、このシリーズではちょうど良いように思えます。「嘘」の方は終わり方が少々拍子抜けする感じですが、発想は面白いです。湊さんの状態は心配ですけどね。
「狐」の方は、かなりのピンチに本当にどうやって退治するのかと思ったら、今回も見事な対応策でした。
読了日:02月13日 著者:葉山 透

孤島の館で起きる連続殺人事件に、館の仕掛けを利用したトリックと盛り沢山な内容でした。探偵役の古野まほろが謎解きをするも、それだけでは終わらないのが古野作品ですね。最初の謎解きがされたところで、裏に誰かいるだろうと思いましたが、まさかこう来るとは素直に驚きました。
読了日:02月12日 著者:古野 まほろ

珍しく(初めて?)の2巻続きの話で、なおかつ馬場があんな状態での終わりでしたから、かなりヤキモキしましたが、本作でひと段落ですかね。まだまだ謎は残っているので、続くと思うと嬉しいですね。馬場と林の関係も良いですが、ミサキちゃんとメケの関係も良いですね。
読了日:02月05日 著者:木崎 ちあき

今回は、吹奏楽部メンバーではまほろと柏木の2人だけでの鉄道旅行ですが、そこではやはり殺人事件が起きるというものでした。柏木は吹奏楽メンバーではまともな方だと思っていたのですが、2人だけだとやっぱり柏木も(良い意味で)まともではないですね。謎の方は前作同様、様々な別解が出て、それを潰してからの真相解明という流れは健在で、列車内の人の動きと時間軸に頭が混乱しそうになりましたが、最後を聞けば納得してしまうのは見事です。独特のルビや言い回し、SF設定にも慣れてきました。
読了日:02月03日 著者:古野 まほろ
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