今回は、7月の特別実習1日目、手配魔獣を終えて、マーテル公園に出たところからです。
※ネタばれとまではいきませんが、エリオットとフィーの過去について記載しておりますので、ご注意ください。
マーテル公園には、エリオットが隠し通路を発見するきっかけとなった、音楽が流れています。
音楽のする方へ行ってみますと、男女3名で演奏をしていました。
彼らは、エリオットの友人のようで、せっかくなので挨拶をすることに。
男子生徒2名(モーリス、ロン)と女子生徒1名(カリンカ)の組み合わせで、彼らは帝都の音楽院に通っているそうで、今は夏至祭で開かれるコンサートに向けて練習していたそうです。
友人たちは久しぶりにエリオットと会えたことを喜ぶと共に、エリオットも音楽院に来てほしかったといいます。
そんな友人たちに対して、エリオットは微妙な対応です。
やっぱりエリオットは、本当は士官学院ではなく、音楽院に行きたかったのかな?
その日の夕食後、エリオットの部屋で一休みです。
そこで、エリオットに昼間の様子から音楽院に行きたかったのではないかと聞きますと、エリオットは過去のことを話してくれました。
エリオットの父親は軍人ですが、母親は、有名なピアニストであったため、小さい頃からエリオットは姉と一緒に、音楽と楽器に囲まれて育ち、自然とエリオットも楽器を扱うようになったそうです。
士官学院を受ける前までは、音楽院を目指していたのですが、母親が7年前に亡くなって、姉は母と同じ音楽の道を進み、エリオットも同じ道を目指そうとしたところ、父がそれを許してくれませんでした。
父は、趣味程度ならよいが、帝国男子たるもの音楽で生計を立てるなど認められない、と。
うーん、エリオットのお父さんはかなり厳格な人であり、かつ、音楽はいわゆる女子供がやるものだ的な考えをお持ちの方なのでしょうね。
でも回想シーンのお母さんが生前中のエリオット家の様子を見ると、そんな感じでもないので、奥さんを早くに亡くしてしまったことも影響しているのかもしれませんね。
エリオットは音楽院への道を諦めきれないことと、争いごとが苦手なため、父に食い下がりましたが、ダメでした。
正直父を恨んだこともあったそうですが、トールズ士官学院を調べてみたら、音楽の授業が充実しており、さらに卒業生の半分は軍人以外の道を進んでいることから、トールズ士官学院を受けたそうです。
士官学院に進んだものの、音楽院に進んだ友人に会って、結局未練がある自分に、エリオットは情けないなあと言います。
そんな話を聞いて、複雑な気持ちの7組のメンバー。
フィーが「士官学院に入ったことを後悔しているの?」と聞きますと、エリオットは「それはない」とキッパリ言い、驚く面々∑ヾ( ̄0 ̄;ノ。
エリオットは、士官学院に入ったおかげで、見識を広めることができた。
漠然と音楽院に行っていたより、士官学院では、自分の意志で今後のことを決めていきたいと。
さらに、エリオットは、「何より、7組のメンバーと会えたから、後悔なんてしないよ」と。
恥ずかしがる面々ですが、エリオットの「リィンに言われたくないなあ」というのがツボでしたね(*^.^*)。
そんなエリオットですが、1つだけ後悔があるとすれば「夏至祭のコンサート」に出たかったそうです。
と言うのも、母も姉も音楽院に通って出たコンサートだからということです。
今後の展開でもしかしたら、出られることもあるのかしら。
その後は、エリオットは久々の実家なので、今夜は実家に泊まることになり、リィンたち4人は宿泊場所へ戻ることになりました。
宿泊場所の前まで来たところで、ラウラがフィーに勝負を挑みます(ノ゚ο゚)ノ。
何かと思ったら、ラウラはエリオットの話を聞いて、心を決めたようです。
夕食後ですから、もうすっかり辺りは夜なのに、そんなことを言い出すラウラに、ひたすら突っ込むマキアスが面白かったですが、結局ラウラを説き伏せることなどできませんので(^^;)、マーテル公園で勝負をすることになりました。
夜のマーテル公園に到着です。
ラウラは、勝負前にフィーに対して、自分が勝ったらフィーの過去を教えてほしい、と言います。
?な反応のフィーですが、そりゃそうですよね。
フィーは体格からすると今の戦闘力はあり得ないものであり、それは猟兵団にいたからだろうけど、騎士が正道とするなら猟兵は邪道。
ラウラは、猟兵の在り方を快く思っていなかった故に、フィーに対して色々思うところがあるのではないかと思っていたが、それは勘違いだったといいます。
エリオットの話を聞いて、ありのままの自分を見定めたところ、一つ気付いたことがあった。
それは、自分はフィーのことを信頼に足る人だと、とっくの昔に知っていたことでした。
心は決まっていたのに、頭では迷っていた、その矛盾が戦術リンクができなかった原因ではないかと。
それを聞いたフィーも、壁があると思っていたのは自分も同じ、ラウラは真っすぐだから、心のどこかで自分のことは受け入れられないだろうと諦めていた、と。
フィーはラウラに、なぜ過去を聞きたのかと問いますと、ラウラはフィーのことが好きだからだと(ノ゚ο゚)ノ。
ラウラは、自分が見込んだりや気に入った相手のことは理解できないと気が済まない質で、フィーがそう在る経緯の一端を知りたいからだと言います。
どこまでもラウラは真っすぐですね(*^.^*)。
フィーは、ラウラに、教えてもいいけど欲しいものは自分でつかみ取るのが猟兵の流儀、と言い、いざ勝負スタートです。
立ち合いはリィンが務めます。
勝負は両者相打ちの引き分けかと思ったら、フィーが自分で、夜戦は自分の方が得意なのに、夜の勝負で引き分けは自分が負けたということだと言います。
ラウラも納得し、フィーが過去を話してくれました。
フィーは、物心がついた頃には紛争地域に一人でいたところ、拾ってくれたのが「西風の旅団」の団長である通称「猟兵王」でした。
団長は、フィーの育ての親とも言うべき人でした。
団員たちは皆フィーを可愛がってくれて、フィーも旅団でいろんなことを手伝うようになり、10歳の頃には実戦にでるようになっていました。
実戦に出ることに関しては、団長は渋っていましたが、団員皆が説得することで、フィーも旅団の一員になりました。
それから何年かして、フィーは「西風の妖精」、シルフィードと呼ばれるようになるまでになりました。
しかし、「西風の旅団」と双璧とも言われる旅団である「赤い星座」の団長の『闘神』とは、宿敵同士であり、昨年、「猟兵王」はその「闘神」と一騎打ちを三日三晩の死闘が繰り広げられ、最終的には相打ちとなり、団長がいなくなってしまいました。
団長がいなくなり、「西風の旅団」の団員はバラバラに。
フィーは行く宛も無く、一人残されたところに、サラと会って、トールズ士官学院に入学することなったそうです。
フィーの過去を聞いてラウラは、吹っ切れたように、フィーに「戦術リンク試してみるか」と言い、フィーも承諾。
ということで、ラウラ&フィーVSリィン&マキアスでのバトルスタートです。
今回は、いつものリィン操作ではなく、ラウラ&フィー側での操作です。
対戦相手のリィンは、LV39、HP約1万と、何だかパーティにいたときよりかなり強くなっています(^^;)。
マキアスの方を先に集中攻撃したところ、マキアスはあっさり倒せたものの、リィンがヤバかったです(>_<)。
クラフトの連続集中攻撃にフィーが一度戦闘不能になってしまいました。
幸い攻撃した際、リィンに石化が効いてくれて何とか勝利することができました(=⌒▽⌒=)。
その後は皆で宿泊場所に帰りまして、特別実習の1日目はこれで終了です。
今回はここまでで、次は特別実習2日目からです。