西大寺観音院500年記念 篠笛コンサート | 篠笛奏者:朱鷺たたら 笛吹き道中記

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暖かな秋の一日、観音院コンサートが盛況のなか、終了しました。

どうもありがとうございました。

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日が沈むと急速に冷え込む中、たくさんのお客様の体温でほんわかとあったまった百畳の間。

庭に照らし出されたぼんやりとした灯りのなか、1曲目がスタート。

廊下がどのように廻っているのか、見当がつかないほど奥へと広がる建物の、隅々へと笛の音が染みとおっていく感じがする。

お客様が入ると、普通は響きが半減するくらい、人間の身体は音を吸うが、意外とそうでもなく、吹いていても楽だった。

妙なコンサートホールよりずっと吹きやすい。

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観音院の門前には、はだか祭りで有名なはだかの男たちで埋め尽くされる境内が、今日はひっそりと夕暮れに染まっている。

祭りを観覧するための観覧席が設けてあるのが、どこか闘牛場を思わせる。

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本番前、日が差し込む廊下。

長い廊下を見ると、学生時代に毎日道場をぞうきんがけしたことを思い出す。

袴姿でぞうきんがけは結構技術がいるものなのだ。

大変そうやな・・・とまず思ってしまう。

残念ながら本番の写真はないが、のりのいいお客様で、楽しく、後半には鷲尾美由紀さんの旦那さまである、サックス奏者の赤田晃一さんに飛び入り参加してもらって、ブイブイとノリノリに終わった。

お寺で笛を・・・というコンセプトをいい感じにちょこっと裏切ってしまった感があるが、主催の大森さんの寛容さに包まれ、終始楽しく演奏することができた。

また、大森さんの門下である桜笛会の皆様方にもとてもお世話になりました。

ありがとうございました~~

さらに、お寺で演奏後、妙に重かった肩が軽くなりました。

ありがたや。