はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

今回はちょっとだけ

 

ディープなお話を。

 

 

 

 

とは言っても

 

私のなかの葛藤というか…

 

歪んだ内面を吐露するだけなので

 

何かの学びとかにはならず

 

読み物としてぜひ。

 

 

 

 

普段、私は関西中心に

 

仕事でも私用でも

 

主な移動手段としては

 

電車を利用しています。

 

 

 

 

ただ

 

関西、というか都会では

 

普段から電車を使っていると

 

人身事故に遭遇することも

 

珍しくはありません。

 

 

 


あまり電車の利用に

 

馴染みがない地域の人は

 

『人身事故』の意味を

 

あまり知らないかもですね。

 

 

 

 

簡単に説明すれば

 

文字通りであり

 

電車との接触で人が負傷したり

 

死亡したりする事故を意味します。

 

 

 

 

もちろん

 

車両トラブルで

 

踏切から抜けれなかったり…

 

ホームから線路に転落して

 

運悪く事故になることも

 

あるかと思います。

 

 

 

 

しかし

 

一般的に「人身事故」と聞いて

 

最初に頭をよぎるのは

 

自殺ですね。




このような

 

人身事故が起きた時は

 

当然ながら

 

電車のダイヤは大幅に乱れて

 

長時間その路線はストップします。

 

 

 

 

ホームには

 

電車に乗れない人たちが

 

イライラしながら

 

スマホで乗り換えを調べたり

 

電車の再開をずっと待っていたりで

 

ごった返します。

 

 

 

 

当然のように

 

そのような場面には

 

私も何度も何度も

 

遭遇したことがあります。

 

 

 

 

 

 

つい、先日も

 

仕事の移動時間で

 

あまり余裕のない時に

 

人身事故による列車の遅れに

 

遭遇しました。

 

 

 

 

その時、瞬時に

 

私の頭に浮かんだのは

 

『まじかよ、勘弁してくれよ…』

 

ということでした。




「急いでいたら

 

そりゃ、そう思うだろ」

 

と、違和感がない人も

 

いるかもしれません。




ただ、私が精神科医だから

 

などの理屈抜きに、無意識に

 

『人の命』と『目先の仕事』を

 

天秤にかけたとき

 

目先の仕事のほうが

 

優先度が高かったんだ…

 

と気が付きました。

 

 

 

 

もちろん

 

人身事故の被害者が

 

誰であるかは分からないし

 

知り合いである確率も極めて低いので

 

考えすぎなのかもしれません。

 

 

 

 

しかし、改めて

 

薄情な人間だとは

 

ふと思いましたね。

 

 

 

 

いや、そもそも

 

自分が義理人情に熱い人間

 

だとは思ったこともないし

 

元々こんな人間だとは

 

頭では分かっているものの…

 

 

やっぱり

 

そんな自分にも

 

どこかガッカリする自分も

 

心にはいたり。

 




たとえば

 

会ったこともないけど

 

よくテレビなどで見かける

 

芸能人の訃報も耳にしたら

 

急に胸が痛くなりますし

 

『何があったんだろうか…』

 

と自然と考えています。

 

 

 

 

しかし

 

全く親近感も接点もない人なら

 

たとえ、自分の仕事などに

 

一部でも影響が出たとしても…

 

 

死にたいという思いを抱えて

 

悩み、苦しみがあったことなど

 

その人について深く考えずに

 

サラッと時間は流れていきます。
 

 

 

 

 

 

私は

 

人前でお話をする機会も

 

ちょこちょこあるので

 

『自殺はやめときましょう』

 

みたいな、もっともらしいことを

 

偉そうにかっこつけて

 

よくお伝えしています。

 

 

 

 

でも、蓋を開けたら

 

結局、自分の内面なんて

 

そんなもんなんだなぁと

 

改めて振り返るきっかけになりました。

 

 

 

 

特にこのような

 

人身事故とかが

 

起きた時はネット上に

 

『周りに迷惑かけるなよ!

 

ひとりで死んでしまえ』

 

みたいな罵詈雑言が飛び交います。

 

 

 

 

そんな投稿を見るたびに

 

『ギリギリの精神状態の人を

 

目の前にしたとき

 

同じことを言えるのか?!』

 

とか思っていましたが…

 

 

 

結局、私の場合

 

自分と関係性がない人には

 

より無関心になっていただけ

 

なんでしょうね。

 

 

 

 

それは

 

その自殺を

 

まるで無かったかのように

 

心のどこかでは扱っていて…

 

 

本質的には

 

ひどい投稿している人と

 

そこまで大きく変わらんかもですね。

 

 

 

 

 

 

とはいえ

 

人身事故後に

 

自殺者に罵詈雑言をいう人と

 

いつまでも同じなのも嫌だし

 

自分も変わっていかないと。

 

 

 

 

速報値ではありますが

 

2023年の年間自殺者数は

 

21818人という報道がありましたね。

 

 

 

 

単純計算ですが

 

毎日約60人が自殺する現実に

 

麻痺したり慣れてはいけないなって

 

改めて思いました。

 

 

 

 

起きてしまった事を起点に

 

・自分が同じ状況ならどうするか

 

・今の自分に何ができるのか

 

とかを自分なりに考えることを

 

やっていきたいですね。

 

 

 

 

それを考えるためには

 

あの人は

 

・どこか通院してたのかなぁ…

 

・話を聞いてくれる人いなかったのかなぁ…

 

など色々とその人に対して

 

思い馳せるプロセスが

 

必要になってきます。

 

 

 

 

それによって

 

自殺に苦しんだ人のことが

 

まるで無かったことのように扱う

 

無関心な自分から

 

脱却できる可能性を感じています。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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