はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

精神科を受診するときは

 

いろいろな症状を抱えて

 

受診をされますね。

 

 

 

 

そのなかでも

 

睡眠障害というのは

 

かなりメジャーな症状です。

 

 

 

 

現在、わたし自身も

 

精神科で治療をうけていますが

 

初期の段階から

 

睡眠障害はありました。↓

 

 

 

 

”睡眠障害”という

 

かたくるしい表現ではありますが

 

世間的にいえば”不眠症”であり

 

 

総じて

 

”いつものように寝れない”

 

という症状が続くことですね。

 

 

 

 

たとえば

 

・寝つくのに時間がかかるとか…

 

・夜に何回も目が覚めるとか…

 

・早朝に目が覚めてそこから寝れないとか…

 

人によって

 

色々なパターンがあります。

 

 

 

 

ただ

 

”不眠症”と聞けば

 

わりとライトな印象をもつ人も

 

いるのではないかと思います。

 

 

 

 

そこで今回は

 

自分の体験も交えながら

 

『寝たいのに、寝れない…』が

 

どれほど怖いことなのかについて

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

もちろん

 

寝れない理由は

 

人によっても場合によっても

 

色々とあります。

 

 

 

 

精神的な不調を抱えるときは

 

不安や恐怖、気分の落ち込みとか

 

ネガティブな気持ちが

 

胸いっぱいに大きくなって

 

寝れなくなることがあります。

 

 

 

 

もちろん

 

その日の昼間に

 

ネガティブな気持ちを

 

誘発させるようなことがあった日も

 

あるかと思います。

 

 

 

 

しかしながら

 

不思議なもので


夜になってくると

 

特別な引き金がなくても

 

急にネガティブな気持ちが

 

ムクムクと大きくなって

 

苦しくなる場合もありますよね。

 

 

 

 

とくに

 

私の場合は

 

寝れなくなってからは

 

『とても夜が長い』

 

ということを感じていました。

 

 

 

 

日が落ちてから

 

朝起きるべき時間までは

 

12時間くらいあるわけです。

 

 

 

 

もちろん

 

12時間くらい経てば

 

また朝になっていることは

 

頭では分かっています。

 

 

 

 

しかし

 

心ではその時間を

 

”永遠”に感じたりします。

 

 

 

 

だからこそ

 

『今日もまた夜になるなぁ…』

 

というように


夕方頃には


胸騒ぎが止まらなかったです。

 

 

 

 

”睡眠障害”と

 

ひとことで言っても

 

一睡もできないという

 

重度な人ばかりではありません。

 

 

 

 

とはいっても

 

ささいな睡眠障害でも

 

毎日のように続いてしまうと

 

 

ちょっとしたミスが目立ったり…

 

頭がボヤっとして集中できなかったり…

 

イライラしやすかったり…

 

 

どんどん悪い方向に

 

進んでいってしまいます。

 

 

 

 

この睡眠障害を

 

改善するためには

 

いろいろな方策があるでしょう。

 

 

 

 

睡眠薬に頼ってみるのも

 

そのひとつであり

 

私は早い段階でそうしています。

 

 

 

 

睡眠薬をはじめとして

 

薬を使うこと自体に

 

抵抗がある人もいるかと思います。

 

 

 

 

しかし

 

不眠の原因が

 

すぐには取り払えなかったり…

 


既に日常生活に影響が出ていたり…

 


寝れないことへの

 

恐怖や不安が大きい人は…


 

早めに頼ってしまうことを

 

精神科医としてもおすすめします。

 

 

 

 

もちろん

 

いきなり最初から

 

自分に合った薬の種類や用量は

 

見つからないでしょう。

 

 

 

 

私自身も

 

最初はデエビゴ2.5㎎/日でしたが

 

効果が弱くて寝れなかったので

 

いまは5㎎/日に増量になっています。

 

 

 

 

 

 

これがあるからこそ

 

夜に、心が闇落ちせずに

 

なんとかやれております。

 

 

 

 

薬の実際の効果だけではなく

 

「これがあるから、何とかなるか」

 

と思える”心の拠り所の効果”

 

非常に大きなものになっています。

 

 

 

 

それでは

 

『睡眠薬があれば完璧なのか?』

 

と言われると

 

そうでもないのが

 

人間の闇が深いところですね。

 

 

 

 

自分自身の

 

心身のコンディションによっては

 

この薬の用量でうまく行く日もあれば

 

うまくいかない日もありますね。

 

 

 

 

メンタルヘルス疾患に

 

ほぼ馴染みが無い人からすれば

 

『睡眠薬を使っているのに

 

寝れない日があるの?!』

 

って、驚くかも知れません。

 

 

 

 

しかし

 

現実的には

 

精神疾患の症状は

 

このように山あり谷ありです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

『寝たいのに、寝れない…』が

 

どれほど怖いことなのかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

”不眠症”ときけば

 

世間的にも

 

そこまで大したことのない

 

よくある症状くらいに

 

思われるかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

”寝れない”ことからくる

 

心のザワザワはとんでもなく苦しく

 

終わりがないよう恐怖や焦りを感じ

 

かなり負担になってしまうのです。

 

 

 

 

ちなみに

 

私の経験からは

 

『昨日、うまく寝れなかったときに

 

今日の夜をどう感じるのか?』

 

は、思っていたの違っていました。

 

 

 

 

その人の性格もあるのでしょうが

 

『今日は薬の効果が出てくれて

 

しっかり寝れるかな?』

 

と、わりと前向きに

 

考えられるものかと思っていました。

 

 

 

 

しかし

 

まったく逆でした。

 

 

 

 

精神的なベースとして

 

不眠に対する不安があるためか

 

『今日も寝れなかったらどうしよう…』

 

という不安や恐怖のほうが

 

強くなっていましたね。

 

 

 

 

結局は

 

その不安が大きくなって

 

今日の睡眠も邪魔するという

 

負のループに入ったりします。

 

 

 

 

たしかに

 

『夜が寝れない』という症状は

 

精神科の外来でも

 

とてもメジャーな訴えです。

 

 

 

 

そのためか

 

患者さんが抱える

 

その「不眠の辛さ」に対して

 

麻痺していた恥ずかしい自分にも

 

気がつくことができました。

 

 

 

 

『寝たいのに、寝れない夜』

 

こんなに怖くて辛いものなんですね。

 

 

 

 

私自身も

 

辛く苦しい体験ですが

 

それを全てネガティブに捉えるのではなく…

 

少しでも


何かプラスになるところに目を向けて

 

今後の診療にも

 

生かしていきたいと思います。

 

 

 

 

睡眠障害で悩んでいる、あなた。

 

 

とてもつらいと思いますが

 

一緒にのりこえていきましょう ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 
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