はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

またまた

 

ご無沙汰しております。

 

 

 

 

ブログの更新は

 

今は不定期になっていますが

 

日記などを含めて

 

文字を書くのはいいですね。

 

 

 

 

”書くこと”というのは

 

頭のなかを整理したり

 

余計なことを考えずに

 

まさに今に集中できますね。

 

 

 

 

書くことのリラックス効果は

 

わたしの書籍でも

 

お話しさせて頂いていますが

 

リアルに体感しております。

 

 

 

 

さて、以前から

 

お伝えしているように

 

いま私は精神的な症状によって

 

治療を継続しております。⇓

 

 

 


今までは

 

精神科医として

 

治療をする側でしたが

 

治療される側にもなっています。

 


 

 

たしかに

 

治療が必要なくらいに

 

心が傷つくという経験は

 

辛く苦しいものではあります。

 

 

 

 

ただ

 

それをずっと

 

ネガティブな経験という認知だけで

 

終らせてしまうのは

 

余計に辛いものがあります。

 

 

 

 

だからこそ

 

すこし無理やりにでも

 

認知をかえることで

 

ポジティブな側面もあったと

 

捉えていきたいと思います。

 

 

 

 

そのために

 

自分が患者さんになったことで

 

今までは気づかなったような

 

精神科の治療における視点を

 

お話していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

まずスタート地点として

 

私は自分の仕事の関係で

 

メンタルヘルス疾患を扱うことに


さすがに慣れているほうです。

 

 

 

 

それでも

 

自分が精神科を受診する前は

 

この心の苦しさや辛さを

 

誰に相談すればよいのか


とても悩みました。

 

 

 

 

私が

 

『いま、精神的にやばい状況で…』

 

と言ったときに

 

だれが受け止めてくれるのか

 

思いつかなったのです。

 

 

 

 

もちろん

 

クリニックなどで

 

一緒に働いている人なら

 

精神疾患に理解があるのは


言うまでもなく

 

あたたかい態度と言葉で

 

受け入れてくれるのは

 

頭ではしっかり分かっていました。

 

 

 

 

しかし

 

それでも

 

『心配かけたくないなぁ…』

 

という気持ちが大きくなって

 

結局できませんでした。

 

 

 

 

それは

 

一緒に働く人だけではなく

 

周りにいる人に対しても

 

同じような気持ちでした。

 

 

 

 

その結果として

 

結局1人で抱え込むことになって

 

余計に苦しくなって

 

どんどん追い込まれました。

 

 

 

 

このように精神疾患に

 

理解があると分かっている人が

 

周りにたくさんいるような


恵まれた環境の私であっても

 

結局、躊躇してしまったので…

 



周りが


どのような反応をするか

 

不透明な段階の人からすれば

 

だれかに

 

メンタルの悩みを相談することは

 

とても勇気のいることだと思います。

 

 

 

 

今後

 

私が医師として

 

患者さんを診察をするときは

 

症状だけではなく…

 

 

だれかに打ち明けるまでに

 

どれだけの恐怖があって

 

どれだけの長い時間


1人で抱え込んで苦しみ

 

しんどい想いをしていたのか

 

想いを馳せられるようになりました。

 

 

 

 

『精神科医なのに

 

そんなことも


分かってなかったの?!』

 

と怒られるかもしれませんが

 

これは本当にすいません。

 

 

 

 

ちなみに

 

私自身の場合は

 

このまま1人で症状を抱えるのは

 

かなりやばい気配しかしなくて

 

どんどん闇落ちしていくことが

 

自分でも明らかでした。

 

 

 

 

だからこそ

 

色々な葛藤があったのですが

 

精神科を受診することにしました。

 

 

(この葛藤には

 

本当に色々な思いがあったので

 

また記事にさせていただきます。)

 

 

 

 

このときには

 

『不眠や動悸、不安をはじめとする

 

色々な症状を治したい』

 

という気持ちだけではなく…

 

 

『今の辛さを

 

ひとりで抱えるのを

 

終わりにしたい』

 

という想いも強かったです。

 

 

 

 

たしかに

 

私が治療をする立場のとき

 

『話しを聞いて欲しい』

 

という患者さんには


よくお会いします。

 

 

 

 

それには

 

『話しをすることで

 

スッキリするよね』

 

という気持ちで

 

受け止めることも多かったです。

 

 

 

 

しかし

 

スッキリするというレベルではなく

 

もっともっと心の奥には

 

『ひとりで抱えるの終わりにしたい』

 

という切実な願いのレベルの

 

患者さんがいることも


自分の経験で分かりました。

 

 

 

 

何度もいいますが

 

このようなことに


今頃気づく自分もほんとに

 

まだまだと実感します。


 

 

 

今更ではありますが 


とくに初診でこられる

 

患者さんの診察には


今まで1人で抱えてた苦しみにも


焦点を当てれるような

 

向きあい方に変わりましたね。

 

 

 

 

 

 

私自身も、今も

 

通院を続けておりますが

 

まだ精神的な症状の波はあって

 

不安定なところがあります。

 

 

 

 

前触れなく

 

恐怖や不安に襲われて

 

急に闇落ちしそうな時もありますが

 

『病院があるから大丈夫』

 

『薬があるから大丈夫』

 

のように心の拠り所があるので

 

安心感を生みだすこともできます。

 

 

 

 

いざという時に頼ったり

 

心の拠り所になるところを

 

たくさんもつことが

 

こころのリカバリーには

 

大変重要だと実感しましたね。

 

 

 

 

それは


太い糸ではなく

 

細い糸で十分です。

 

 

 

 

それは


最初に話したように

 

メンタルの悩みを相談するのは

 

恐怖や不安があります。

 

 


 

つまり

 

0から1の相談をするのが

 

とてもハードルが高いので

 

1の細い糸を

 

たくさん持っておきたいですね。

 

 

 

 

いまの私の場合は

 

病院や薬を頼ることに加えて

 

読者の方々の

 

たくさんのあたたかい声が

 

糸になってかなり支えられています。

 

 

 

 

とても恵まれた環境で

 

治療をさせていただき

 

ほんとうに

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

今回の経験では

 

小児科医で有名な

 

熊谷晋一郎先生がおっしゃる
 

『自立とは依存先を増やすこと』

を心から実感させてもらいましたね。

 

 

 

 

ぜひ、あなたも

 

知人でも友人でも家族でもいいし

 

病院でも治療薬でもいいし

 

行政の窓口でもNPOでも構いません。

 

 

 

 

いざというときは

 

自分の心の拠り所となる”細い糸”を

 

勇気をもって

 

たくさん作ることを心がけてくださいね。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

【本日の参考記事】

 

  

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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