はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

以前の記事で

 

幼少期に虐待をうけた人が

 

自分の家庭や子供をもつことを

 

どうに感じるかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

 

なかでも

 

我が子を愛することに対しては

 

不安恐怖心

 

持ってしまう人が少なくありません。

 

 

 

 

その理由として

 

裏切られる怖さを知ってるからこそ…

 

まわりの愛情にも反応せずに

 

我慢することこそが自分を守ることで

 

それがアイデンティティにもなっています。




周りからの愛情にたいして

 

ひといちばい敏感に怖さを感じます。





それが、子どもから母親に向けられた

 

純度100%の愛情でさえ

 

対象になっているのです。




そこで今回は

 

そのような子どもとの


向き合い方で苦しむ人に

 

外来でつたえる3つのことについて

 

お話しさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

そもそも

 

このような壮絶な過去を持つ人は

 

他人から愛情に恐怖を抱えているので

 

子どもからの母に対する愛情が

 

なにも屈託のない

 

純度100%であることを知りません。

 

 

 

 

そこで

 

まずはあなたのお子さんが

 

”ママである あなたを大好きである”

 

ことを何度も何度も伝えていきます。

 

 

 

 

最初は

 

受け入れられなくても

 

なんども繰り返し繰り返し

 

外来のたびに伝えます。

 

 

 

 

そのうえで

 

家庭でゆっくりでも

 

子どもに恐怖心をいだかずに

 

親子の愛着を育んでいけるように

 

次の3つを行うようにお伝えします。

 

 

 

①子どもの名前をよぶこと

 

②いっぱいホメること

 

③ママと呼ばせること

 

 

 

 

まず①と②は

 

セットと思った方がいいでしょう。

 

 

 

ただ

 

いきなり①と②を同時にするのは

 

ハードルが高いことなので

 

まずは①からでOKです。

 

 

 

 

何かことあるごとに

 

家のなかでも名前をよぶのです。

 

 

 

 

最初は慣れずに

 

抵抗があるかもしれませんが

 

まずは挨拶からで大丈夫です。

 

 

 

・トモちゃん、おはよう

 

・トモくん、おやすみ

 

 

 

名前を呼ぶことに慣れてきたら

 

ちょっとしたことでも

 

ホメる言葉を足してください。

 

 

 

・トモちゃん、今日もかわいいね

 

・トモくん、いっぱい食べれてエライね

 

・トモちゃん、服もにあってるね

 

・トモくん、いっぱい歩いて頑張ったね

 

 

 

名前を呼ばれてホメられることは

 

子どもにとっても

 

存在と能力の最大の承認になり

 

家庭への安心と母への信頼につながります。

 

 

 

 

やさしい声をかけ続けることで

 

子どもと心の距離が近くなり

 

あなたが抱えていた不安や恐怖が

 

すーっと消えていくのです。

 

 

 

 

さらには

 

子どもに自分のことを

 

『ママ』と呼ばせてみましょう。

 

 

 

 

これは

 

以前のブログ記事にも書きましたが

 

過去に機能不全家族で育った人は

 

自分の親のことを

 

『ママ』や『おかあさん』と呼びません。

 

 

 

 

とても他人行儀に

 

『あの人』や『トモ子さん(下の名前)』

 

のように表現しがちなのでしたね。 

 

 

 

 

自分がそうだからこそ

 

我が子からも

 

『ママ』と呼ばれることに

 

強い抵抗をもってしまいます。

 

 

 

 

なので

 

子どもに、あなたのことを

 

『ハナちゃん』のように下の名前で


呼ばせている人もいます。

 

 

 

 

しかし

 

子どもから”ママ”と呼ばれると…

 

あなたをずっと苦しめてきた

 

母のイメージではなく

 

 

あなたが理想する

 

温かいママであることを

 

子どもから承認される瞬間なのです。

 

 

 

 

とてもあたたかい気持ちを

 

からだ中のすべて

 

染み渡らせることができます。

 

 

 

 

それが

 

母親としても自信になり

 

『自分はあの親のようにはならないぞ』

 

という強い決心にもつながります。

 

 

 

 

子どもから『ママ』や『お母さん』と

 

呼ばれ続けてもらえることが

 

モチベーションにもなるのです。

 

 

 

 

こどもに話かける時には

 

ことあるごとに

 

『ママはね、今からごはん作るね』

 

『ママと一緒に、買い物いこうか』

 

と声をかけてみてください。

 

 

 

 

自分のことを

 

『ママ』と呼ぶように

 

認識させていくためですね。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

幼少期に壮絶な体験をして

 

自分のこどもに怖さを抱える人に

 

外来でつたえる3つのこと

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

①こどもの名前をよぶこと

 

②いっぱいほめること

 

③ママと呼ばせること

 

 

 

時間をかけて

 

この3つをやっていくことを

 

外来では伝えていきます。

 

 

 

 

その結果

 

ゆっくりでも構わないので

 

親子の愛着関係

 

つくりあげていくのです。

 

 

 

 

これは

 

子どものためのようにも見えますが

 

実際はそうではありません。

 

 

 

 

あなた自身のためでもあります。

 

 

 

 

子どもを通して

 

今まで誰かから愛情をもらうことに

 

拒否的で我慢していたあなた自身を

 

かえていくことができるのです ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

 ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 

2021年12月22日 新刊を出版しました

 

『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』

 

 

現在、下記で販売中!

 

①Amazon   

 

②楽天