はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

新型コロナウイルスが猛威をふるい

 

毎日発表される感染者数だけではなく

 

死亡者数の数に

 

より恐怖心が大きくなりますね。

 

 

 

 

この新型コロナウイルスによって

 

当たり前の日常が壊されて

 

『いつか自分も命を落とすかも…』

 

と不安を感じる人もいるでしょう。

 

 

 

 

その反面で

 

新型コロナに限りませんが

 

いつも一緒に過ごしていた人が

 

急に命を落とす可能性もあること

 

忘れてはいけません。

 

 

 

 

もしかしたら

 

あなたの周りには

 

すでにそのような体験をして

 

”遺族”と呼ばれる人もいるかもしれませんね。

 

 

 

 

では

 

そのような悲しみにくれる遺族に対して

 

あなたが出来ることは

 

一体何があるのでしょうか。

 

 

 

 

実は以前にも


同じようなテーマで

 

記事を書かせて頂いています。

 

⇓    ⇓    ⇓

 

 

 

 

しかし、この時は

 

精神的な寄り添い方が

 

メインとしている記事でした。




そこで今回は

 

もう少しだけ踏み込んで

 

より具体的なあなたができる行動面について

 

お話をしたいと思います。







まず遺族になってしまった人は

 

周りの人からは元気そうに見えても

 

心の奥底では悲しみを抱え込んでいます。




その点は

 

多くの人が理解できるからこそ

 

遺族に対するサポートといえば

 

どちらかというと心理的なサポート


イメージするかと思います。




もちろん

 

これはとても大切なことですが

実際には、急な死別であればあるほど

 

社会的にやらなければいけないことが

 

遺族には一気に襲い掛かってきます。





たとえば、亡くなった人が

 

年金をもらっていたとしましょう。

 

 

 

 

当然ながら

 

すぐに、その年金の受給が

 

停止される手続きが必要です。




さらには、故人の銀行口座や

 

故人の名義で契約されていたものの

 

名義変更などの手続きにも追われます。




当然ながら

 

普段から慣れていない手続きばかりで

 

かなりのストレスや負担がかかります。

 

 

 

 

しかも、喪失体験によって

 

精神的にも落ち込みが強く

 

何もやる気がでないような時に

 

このようなことをやらなければいけないので

とても辛い話なのは、分かるかと思います。




そのような状態だからこそ

 

その遺族に対して

 

あなたから声掛けをして欲しいのです。

 

 

 

この時、せっかくなら

 

『何かあれば言ってくださいね』のように

 

アバウトな声掛けはやめておきましょう。

 

 

 

 

遺族の人にしてみれば

 

『自分の問題だから…

 

周りの人を巻き込むのは悪い…』

 

のように思い込んでしまって

 

上手くSOSを出せない人も少なくありません。

 

 

 

 

そこで、より具体的に

 

『役所に行くなら車で送りましょうか』

 

などの具体的な提案で声をかけてください。

 

 

 

 

さらには


社会的な手続きだけではなく

 

遺族になった瞬間に

 

今まで故人が行っていたことを

 

担当する必要がでてきます。

 

 

 

 

たとえば、妻の死別によって

 

遺族である夫が、自分の食事を

 

自分で準備しなければいけなくなります。




また、ペットの散歩などの

 

お世話に関してもよくあるお話です。


 

 

そのような時に

 

あなたの出来る範囲で構わないので

 

『残りものになるのですが

 

お野菜や根菜類はどうですか?』

のように


料理をおすそ分けするのもいいですね。




相手が何に困っているのか

 

予想もつかない状態ならば

 

まずはストレートに聞いてみてください。




もちろん

 

スッと教えてもらえるかもわかりません。

 

 

 

さらに、悩みを言われても

 

あなたが全てを解決できるとも限りません。




それでも、悩みのなかに

 

すこしでもあなたが

 

具体的なサポートできそうなことが

 

眠ってないか探すような視点を持ってください。

 

 

 

 

それだけでも

 

遺族のひとは救われた気持ちなるし

 

次は頼ってみようかなと思ってくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

急な死別を経験した時は

 

とても精神的に大きなダメージを受けることを

 

多くの人が想像できるかと思います。

 

 


 

ただ、多くの遺族の人が

 

その精神状態のままで

 

社会的に煩雑な手続きや

 

故人の家での役割を引き継ぐこと

 

忘れてはいけません。

 




だからこそ

 

そのような時はアバウトな声かけではなく

 

具体的に、あなたが


どのような行動を出来るかを想像して

 

声をかけるようにしてみてください。

 

 

 

 

パッと思いつかないなら

 

ストレートに遺族に聞いて

 

あなたが出来そうなことがあるかを

 

探してみてもかまいません。

 




さらには

 

遺族の人の体調にも

 

注意するようにしてください。




というのも

 

急な死別に混乱してしまって

 

自暴自棄になってしまい

お酒やたばこが増えたり

 

病院の定期的な通院を


やめてしまう人がいるのです。




そのような時は

 

正面から『そのようなことをしてはダメ』

 

のように注意せずに

 

そのような気持ちなることに寄り添い

まずは休養をとることを優先させて下さい。

 

 

その休養とは、心も体もです。

 

 

 

『あなたのことが心配だから』

 

のように生活を改めるような


寄り添うアドバイスであっても

 

遺族としての最低限の冷静さを

 

持ってもらってからでも遅くはありません。

 

 

 

誰しも命には限りがあるからこそ

 

いつあなたは、”遺族”と呼ばれる人と

 

出会うかは分かりません。

 

 

 

 

その時に

 

遺族の心を乱さないように

 

適切な行動がとれるように

 

ぜひ、たくさんのことを


学び頭の中に入れておいて下さいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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