こーちゃんの幼稚園で、毎年恒例のバザーが開催されました。
その売上げ金が幼稚園の運営費になるとか。なので毎年バザーで販売する品物を寄付させてもったり、お付き合いで多少なりとも何らかの雑貨を買わせてもらったりしています。
一通り買い物を終え園庭へ。嫁はママ友さんと忙しそうに各種情報交換。ろしーたははなちゃんと一緒に先生方が運営されてる出店で綿飴を購入。はなちゃんに食べさせながら視線はこーちゃんの姿を探していました。
すると園庭の遊具で。女の子とケラケラ笑いながら楽しそうに遊んでいるではありませんか。
遠目から見ても楽しげなその2人に、我が子ながら微笑ましく思っていると。
その子のお母さんでしょうか。そばにいたご婦人が2人の事をスマホでカシャカシャと撮影されておりました。
滑り台の上でろしーたの視線に気付いたこーちゃん。「おーい!おとーさーん!」
2人で滑り台から降りて来る。
ろ「おーい、こーちゃん!おとーさんにお友達を紹介しておくれよ。」
するとその女の子はろしーたとはなちゃんの前に自ら駆け寄ってくれて。
「S山Mです!(仮名)」
ろ「Mちゃんね!はじめまして、こーちゃんのおとーさーんと妹のはなちゃんです!よろしくお願いします!」
同じクラスだというMちゃん。その様子を見られていたMちゃんのお母さんと遠目に会釈。あら!お顔がお母さんとそっくり。
その後も楽しげにはしゃぎ回る2人。やがてバザーも終了しMちゃん親子とバイバイして帰宅しました。
と、ここまでは前フリ。
そして今週のある晩。早めに帰宅したろしーたがこーちゃんと風呂に入っていると。突然こーちゃんが真顔で得意気に。
こ「おとーさんさぁ。今日さぁ。幼稚園でMちゃんにさぁ。つくし組の中でオレの事が1番好きだって言われた。」
なんで急に一人称が「オレ」になるの?(笑)
そしてクラスの中で1番っていうのが微妙でカワイイ(笑)
笑いを堪えながらろしーたも真顔で…
ろ「そっか。こーちゃんはMちゃんにありがとうって言えた?」
こ「うーん…。恥ずかしくて言えなかった(笑)」
ろ「それはいかんなぁ。Mちゃんはきっと勇気を出してそう言ってくれたんだから。明日でいいからありがとうってお礼を言っといた方がいいぜ。」
こ「でも…、やっぱ恥ずかしいから…。今日も一緒に遊ぼうでもいいかな?」
ろ「いいじゃん、いいじゃん、それで。きっとMちゃんも喜んでくれるよ!」
話しを聞くと。Mちゃんとは年少さんから3年間同じクラスだという数少ないお友達のよう。
ろ「あっ⁉︎」
思い出した!
少し前に同じく風呂の中で「今、好きな女の子は誰?」って聞いた時。
幼馴染みのHちゃん達と共に。4人くらい名前を上げたこの中にいたよね?Mちゃんの名前が!!
いやいや、良かったじゃん。こーちゃんも好きな女の子だったんじゃん。
卒園まで。この小さな恋の物語の行方を見守るという楽しみが一つ増えたろしーた。
以上。