拙著出版がご縁で懇意にしていただいているJさんは、「冷泉家時雨亭文庫常務理事」の「冷泉喜美子」さんと親しく、この度、冷泉家を訪問して、完全な姿で現存する唯一の公家屋敷の中を案内していただけることになった。
Jさんは、いろいろな方々にお声を掛けられた結果、10数名が集まり、本日3月5日、いよいよ拝見の運びとなった。
9時、我が庵を出る。時々、小雨が降る天気。徒歩約10分のJR「太秦」駅から「京都」駅で地下鉄に乗り「今出川」駅で下車。3番出口から地上に出る
3番出口を出ると「今出川通」と「烏丸通」の交差点に出る。写真左(東)方向の今出川通を進む
皆さん、前の写真からホンの20mほどの「同志社大」の門前に集合していた
10時半ジャスト、前の写真から数十m先の冷泉家に入る
冷泉家表門。 表札は読めなくなっている
表門横の通用門から入る
ザンネンながら敷地内は、撮影可だがネット掲載不可とのことで写真はupできない。
まず、喜美子先生による屋敷の沿革など30分ほどのご説明があった。このお屋敷は「天明の大火(1788年)」で全焼し、寛政2年(1790年)に再建された建物で、ほぼ当時のまま今に至っているとのこと。国の重要文化財である。
ネットで「冷泉家間取図」とググると下の間取図が表示される。元データは京都府教育委員会刊「冷泉家住宅座敷及び台所ほか3棟修理工事報告書」に掲載されている図面であるが、喜美子先生のお話ののち、下の間取図の7割方の部屋を解説付きで拝見することができた
奧の蔵には、冷泉家伝来の典籍及び古文書類、先祖の藤原定家筆国宝『古今和歌集』・『明月記』をはじめ、家学である和歌に関するものを中心に数万点が納められている。
下の写真は2018年11月に特別公開された時、今出川通上から撮影した写真。
公道上からは撮影できるが、敷地内に入っての撮影は禁止。しかも庭から室内を眺めるだけで、室内には上げてもらえない。
この措置は、一般公開すると大勢の人が室内を歩くので建物が傷むため仕方がない。なので今回は、たいへん貴重な実見であった
建物内部は豪華ということはなく、意外と質素な造りだったのが印象的だった。
見学を終え、参加者一同はタクシーに分乗し、懇親会場の祇園に向かう
会席・懐石料理店に入る
Jさんのご挨拶
いよいよお料理!
Jさんは礼儀作法の講師もされているので、正しい食べ方を指導されながら?の食事。こういう高級料理もたまには良い!
料理長
最後のご飯
デザート
二次会に行く
北川半兵衛カフェ。こちらに茶葉を納めている参加者が居らして案内される
各種お茶のアイスクリームは香り高く絶品❗
これもすごい❗
16時過ぎ、お開きとなり徒歩約10分の「四条京阪前」から63番の京都バスに乗り「常盤仲之町(スーパー・マツモト前)」で降り帰った。