① はこちら
② はこちら
とんでもない苦しみが私を襲い、
それまでの私を爆破されたかのように
木っ端微塵になった私がいた。
私は自分を変えざるを得なかった。
生き方を変えざるを得なかった。
何故？
どうして私がこんな目に遭うの？
これでも懸命に生きてきたのに。
真っ暗闇の苦しみの中で、
私は光を探し求めて
ウロウロ彷徨うようになった。
なんとか、自分を救うために。
そして、彷徨っている時に初めて知った。
誰かが私を満たしてくれることなど
あり得ないということを。
私が私を愛していないから、
私が私を満たしていないから、
私が私を生きていないから、
いつまでも不足があったんだ。
言葉にするととってもチープだけど、
私にとっては雷に撃たれるくらいの衝撃だった。
私を愛してくれるのは他者だと思っていたし、
私を認めてくれるのは他者だと思っていたし、
私をどこかに導いてくれるのは
他者だと思っていた。
他者が私を満たしてくれるのだと思っていた。
そんな生き方しか知らなかった。
全部、全部、根本から間違っていた。
何度も何度も
おかしなことは目の前に起きていたのに
私はずっと気付けないでいた。
ここまでの苦しみを感じなければ
私は本気を出せなかった。
本気で自分と向き合うことが出来なかった。
本当の私は
きっとずっと叫んでいたのに。
私は、私を愛したい！！
私は、私を生きたい！！って。
そうとは知らずに、
私はいつも外側ばかりを見てた。
他人ばかりを見てた。
私は私と仲直りをするところから
始めなければならなかった。
傷ついたまま、置き去りにされた自分を
抱き締めてあげなければいけなかった。
ずっと放ったらかして、
よそ見ばっかりしてた。
ごめんね、ごめん。
私はやっと自分と会話を始めた。
あの物足りない毎日は、
全て私が創り出したものだった。
この耐え難い苦しみの出来事も、
私が目覚めるために必要な出来事だった。
そのために、私が創り出したものだった。
世界が私の中で反転し始めた。
私が愛だと思っていたもの。
良かれと思ってやっていたこと。
それってホントウ？
嫌な出来事。嫌いな人達。
それってホントウ？
何のために、誰のために、
目の前の出来事は起こっているのか。
私は一体何を見ているのか？
「いい」とか「悪い」とか
それってホントウ？
私の世界は、全て私が創っているのに？
私の人生は新たな局面を迎えた。
次々と癒しが起こり、
最悪な出来事は、
次のステージへの
扉だと知った。
嫌いだった人達は私の鏡で、
私は私をゆるすことを知った。
これも言葉にするとなんとも簡単だけど、
吐くほどの他者への憎しみや、
吐くほどの自分への嫌悪感と共に、
ひとつひとつ丁寧に向き合っていったんだ。
私を愛してくれるのは他者で
私を認めてくれるのは他者で、
私をどこかに導いてくれるのは
他者だと思っていた私がやっと、
私が私を愛し始めた。
私が私を認め始めた。
私をどこかに導くのは
私の中から生まれてくる直観や情熱で、
私しか、私を満たすことなど出来ないと知った。
私が私を生きなければ
何も始まらないじゃないか！
私は私の中で改革を進めながら、
相変わらず演技トレーナーをしていた。
私の内部改革は、
それまでぼんやりとした疑問だったものの
答えを次々とくれるようになった。
人間ってなんだ？
なんで生きてるんだ？
どこに向かっているんだ？
そんな壮大な疑問から、
何故、売れる人と売れない人がいるのか？
何故、私は売れなかったのか？
そんな疑問まで。
私の中でどんどん繋がり始めて、
私なりの答えが見つかっていった。
④へ続きます。
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