11.告別式と出棺 | 垂水のてるさんの釣りバカ日誌

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5/10(金)

 

通夜から一夜明け告別式。妻と娘とともに車で朝9時前に告別式会場に着き、喪服に着替えた。一人暮らしの息子も電車でやって来た。


妹家族は父の寝ずの番をしながら、子どもたちはテスト勉強をしたが、風呂やトイレが完備され、葬儀会社のグループがパン屋もやっているので、優雅な朝食も摂り、なかなか快適であったらしい。


準備はすべて葬儀会社がやってくれるので、喪主は届いた弔電の名前のふりがなを書き加えて、読む順に並べたりするぐらいで、あまりやることはない。てるさんと妹の2家族だけなので喪主のあいさつもなしにした。

 

10時になり、葬儀会社の司会で開式。昨日に書いたプロフィール用紙から父の一生が語られると涙を禁じ得ない。今思えばよくも一日でこうもうまく他人を語れるものだと感心する。

 

ほどなく住職の入場。読経、弔電の奉読、焼香、住職の退場の後、お別れの儀で別れ花を敷き詰め、思い出の品を添える。そして出棺。


葬儀会場はJR堺市の駅前だが、斎場も歩いて行けるほどすぐ近くのモダンな建物である。ちなみに斎場の隣は刑務所である。市の中心の駅前に斎場と刑務所がある市は珍しいのではないだろうか。





火葬の間に葬儀会社の会食会場で仕上げの膳をいただく。あらかじめ父が好きだった食事を聞かれ、ラーメンや餃子、寿司などを答えていたが、父の席には仕上げの膳に加えてこれらも用意されており、行き届いたサービスに感心した。

 

食後はマイカーで斎場に戻り骨上げ。きれいに骨だけの姿になったのを見て、改めて人の生は有限ではかないものだと思った。


その後、骨壺を持って葬儀会社に戻り、初七日法要をして、14時に終えた。

 

亡くなってから何ともあわただしい3日間だったが、それでも父の遺志で親戚やご近所に知らせず、身内だけで済ませたので、費用も抑えられたし、初めての喪主をしたが、気疲れすることがなく送り出せたのはありがたかった。


葬儀は身内だけですませるに限るとつくづく思ったものである。