6.後腹膜肉腫で余命宣告 | 垂水のてるさんの釣りバカ日誌

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4/23(火)

 

朝10時に父が入院している病院で医師から病状の説明を聞いた。

 

悪いお知らせで恐縮ですが、の前置きでMRIを見せられながら始められた説明は、ステージ4の後腹膜肉腫で、

 

⚪︎腹腔内大動脈右側に、7×8×12cm大の腫瘍病変あり

⚪︎右尿管、右腸腰筋、右総腸骨動脈を巻き込んでいる

⚪︎右傍大動脈リンパ節、鼠径リンパ節が累々と腫大しており、リンパ節転移が疑われる

⚪︎年齢、全身状態からみて治療できる見込みは極めて小さい

 

とのことで、最近できたものではなく、数年間かけて進行しているとのことであった。

 

定期的にレントゲンなどの健康診断は受けていたが、腹腔内の肉腫はレントゲンでは発見が難しく、肉腫があると疑ってMRIで見ないとなかなか発見できないそうである。後に調べたら後腹膜肉腫は末期まで自覚症状もない希少ガンらしく、見つからなかったのも仕方なかったのかもしれない。

 

 

 

 

87歳の年齢を考慮すると手術、抗がん剤治療ともに耐えられず、痛みなどを抑える緩和治療をする程度しかできず、もって余命1、2ヶ月で、多臓器不全が起こればさらに早まるとのことであった。

 

治療の見込みがない状態なので、患者が希望するなら自宅での看取りをしてもよいと言われた。要介護認定を得て、近隣の医師の定期往診と入浴などをヘルパーにしてもらえば可能とのことで、枚方に住む妹は引き取ると言い出したが、負担が重すぎるし、何より人の世話になることを嫌う父の性分から、双方ともに不幸になると思われ、医療の行き届いた病院の方がいいと諭した。

 

妹はそれならいつでも見舞いができる自分の近くの枚方への転院をしてもよいかと尋ね、医師はそれでも構わないと言ってくれ、病院内のケアマネジャーに転院の相談をしたらいいと話しを通してくれた。

 

その後、父と会ったが、薬が効いているのか眠っており、看護師さんが起こそうとしてくれたが、なかなか起きないので、昨日買ったクロスワードパズルの本を渡しておくようにお願いして、院内のケアマネジャーに会って、妹が枚方への転院を相談し、転院先を探してくれることになった。

 

しかし、数日後に転院を受け入れてくれる病院は見つからなかったと連絡があり、このまま今の病院にお世話になることにした。

 

そこで、本来、患者への面会は週に一度、14時から16時までの30分しかできないのだが、余命が短いことから、個室にするので、時間はいつでもよく、回数も制限なくできる限り今のうちに会ってあげてくださいと厚意をいただいた。また、個室の空きがなかったので、他の患者のいない6人部屋に移して、個室代わりに使わせていただけることになった。

 

この後、先生も看護師さんも最後まで父によく尽くしてくれたので、これでよかったと今は思っている。