新社会人に贈る言葉 | 垂水のてるさんの釣りバカ日誌

垂水のてるさんの釣りバカ日誌

投げ釣りファンを増やすため神戸のアラ還釣りバカおじさんがポイントもコツも隠さずつぶやきます。

4月1日。


桜は一分咲きだが、コブシとユキヤナギは満開。







フレッシュマンでなくても心新たな気分になる。


今年は特に息子が新社会人なのでフレッシュ気分ひとしおである。


先週家を出て初めてひとり暮らしをして、そして今日は初めて一人で新幹線に乗って幕張で入社式。今週いっぱいはそのまま幕張で研修だそうである。


順調にいかずいろいろ苦労することもあるだろうが、20代30代で脳みそにかいた汗は必ず報われると思うのでふんばってほしい。


36年前てるさんは新人研修の途中で社長から呼び出され、設立したばかりの子会社に出向を命じられた。本業とは関係ない調査&コンサルティング会社で、社長直属で社員はてるさん一人。相談する先輩社員もおらず、暗中模索で企画して営業したら、奇跡的にさる大手企業がクライアントになってくれた。


依頼に応えようと、わけもわからず熱意だけで仕事をして、その会社に調査報告書を納品した。


約20年後にお世話になったその会社の部長が定年退職されることを記念して、知り合いが多い研究会でご自身がされた仕事についての講演をされた。


てるさんが納品した調査報告から自社製品の新しい生活提案のヒントを得て本を出版したら、その後そのスタイルを雑誌が取り上げて流行し、その部長が誌面でコメントし、以後そのスタイルが流行し、その部長はその権威として有名人になられたそうである。研究会の席上でてるさんの調査報告が自分の人生を変えた会社人生最大の収穫と感謝の言葉をいただいた。


まだ半人前でわけもわからず熱意だけでやった仕事で、内容も自信がなかったが、まさか大手企業の部長の人生を変えたとは思わなかったし、20年後に会社人生最大の収穫と言っていただいたのがうれしかった。


何も知らない若い時でも人の人生をしあわせに変える仕事をしているかもしれない。すぐに結果が出なくても何十年もたって感謝される仕事をしているかもしれない。


だから息子や若い人には要領よくできなくてもいいから、若いうちにいっぱい脳みそに汗をかいてもらいたいと思うのである。