■マリコ先生の自己紹介
・東京都江東区で個別学習塾を25年経営
・中央大学法学部
・児童心理カウンセラー
・進路アドバイザー
・ナリ心理学®︎認定心理アドバイザー
LINEセッションマスター
・小中高の学習塾の先生
先日、小学生が、
「昨日の夕飯は餃子だった」って言う話を聞いて、ホッコリとした気分になっていた。
「お兄ちゃんは、餃子を凄い量を食べるから、お母さんは餃子をこんなに作ったんだよ」って両手いっぱい広げて、お母さんは、餃子をいかにたくさん作ったのかを誇張していた。
「餃子好きなの?」って言うと、「餃子は普通キャベツを入れるらしいけど、ウチは白菜を入れるんだよ」って、お母さんの言葉のうけうりを自分の言葉のようにして話してくれた。
その家の家族団欒がよくわかる。
私は、大家族で育ったので、幼少期は、ひとり一枚の食器で食べるという記憶がない。いつも、食卓に大皿が並び、欲しいものを小皿に取るという食事をしていた。
しかも、祖母が夕飯作っていたので、365日茶色の食材が並んでいた。そして、おかずのことで兄弟喧嘩が勃発するのは日常茶飯事だった。
私が小学生3年生の頃、転校生がやってきた。
みんなでその子の家に遊びに行き、記憶は定かではないけど、私だけ、その子の家で夕飯を食べた記憶がある。
憧れのひとり一枚のお皿に、サラダやハンバーグが乗っていて、私はひとりでテンションが上がっていた。
彼女のお父さんが帰宅して夕飯になった。
ものすごーーく緊張した記憶がある。憧れのひとり一枚のお皿におかずが乗っているはずなのに、なぜか喉を通らない。
なぜなら、静かにご飯を食べていたから。テレビもついていない。お母さんとお父さんの会話もない。口を開いたお父さんが「学校に慣れたか?」と言う会話だけ。
ひとり一枚のお皿のおかずは、たくさん食べることも出来ないし残すことも出来ない。少食の私には罰ゲームだったようだ。
一生懸命嫌いなトマトを無言で食べて、彼女の部屋へ入ると、私は自分の家に帰りたくなった。
毎日、大皿の中に、大根だの里芋が湯気をたてていたし、お刺身もスーパーのものではないので、綺麗な盛り付けではなく、特盛りのようなお刺身を食べて育った。
彼女の部屋には、エレクトーンが置いてあり、私の部屋のオルガンが貧相に見えたものだった。
ワンプレートの夕飯の夢が叶ったのに、私は我が家のリビングと言う名の茶の間が好きだった。
クリスマスに、父がシャンメリーの栓を電気にぶつけてリビングの電気が割れたこと、相撲が好きな祖母は、天ぷらをあげると毎回テレビに夢中になり、真っ黒な天ぷらが食卓に並んだり、
夜中に、酔っ払って帰宅する父が持ってくる、漫画のような「寿司のお土産」も夜中のオマケのようで、私の幼少期は、それはそれで好きだった。
以前、20代の元生徒が、「居場所がない」と泣いていた。
家に帰ると、父親がお風呂に入っているときは、母親が父親の愚痴を言い、母親が台所にいるときは父親が母親の愚痴を当たり前のよう彼女に吐き出していた。
両親の愚痴のゴミ箱になっていた彼女。
両親には何も言えない彼女が大学生になると、
「将来は?」
「ちゃんと考えてるの?」
「なんだ!その髪の毛は!」
「バイト代、家に入れなさい!」と言われた学生時代。
就職したらしたで、人間関係に悩み蕁麻疹が出来た彼女。しばらく家で休んでいると、
「会社に行け!」
「甘えるんじゃない」と両親に言われ、
彼女は毎日泣いていたらしい。
「先生!大学合格しました」
ってニコニコしていた彼女の面影はもうない。
「一人暮らししなさい!お金を貯めて」
私の言葉に彼女はしばらく考え、「親が許してくれません」と言うから、
「まずはお金を貯めなさい!貯まったら考えればいいよ」って言う私の言葉を何度も呟き決意した。
実家を出る。
これがどんなことになるのかは彼女が一番良く知っている。上っ面の言葉しか私に言ってないのに、「大丈夫?元気出しなさい。お父さんもお母さんもあなたのことが心配なのよ」なんて生優しい言葉をかけることなく、
「お金貯めろ!実家出ろ!一人暮らししろ!」と言う塾の先生(^^)笑笑
居場所がないと言う若者の言葉は、実際、帰る家で両親の態度や言葉で苦しみ、そして心が病み癒えることがない。365日そんなことを繰り返していることを両親は知らない。
語彙力のない若者は、とりあえず手っ取り早く家出する。そして優しくしてくれるゴミのような男に依存する。そこでまた「我慢」してもっと苦しむ。
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一部抜粋
1、
って、 子どもが(あなたが)こんな気持ちになっているのなら、
やばい!私も親と同じだから私もゴミだ!と思うこと。そして、やばい親から一旦離れよう。
ともちゃんのこのブログがマジ面白い。カマキリはカマキリ。バカはバカ。笑笑笑笑笑笑笑笑
真剣に悩むことなんてないんだよ(^^)
真剣に自分の未来を考えるだけだよ!
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