アフガンからの退避 政府専用機を追加派遣で最終調整-NHK
2021年8月24日 21時38分
アフガニスタンに残る日本人や大使館で働くアフガニスタン人スタッフなどの国外への退避をめぐり、防衛省は、国内で待機している自衛隊員をすみやかに現地に派遣するため、25日にも政府専用機を追加で周辺国に向かわせる方向で最終調整していることが分かりました。
防衛省は、これまでにC2輸送機1機とC130輸送機2機を周辺国に向かわせていますが、派遣予定の隊員の一部はいまも国内で待機しているということです。
一方、アメリカ軍の撤退期限が今月末に迫り、退避を急ぐ必要があることから、防衛省は、待機している隊員をすみやかに現地に派遣するため、政府専用機1機を追加で周辺国に向かわせる方向で最終調整していることが分かりました。
政府専用機は25日朝にも、日本を出発する予定で、隊員や物資を届けたあと、日本に戻るということです。
政府専用機とは
政府専用機は天皇陛下や総理大臣の外国訪問などに使われ、航空自衛隊の特別航空輸送隊が運航しています。
現在、運航されている2機は、いずれもボーイング777型機で、最大でおよそ150人を乗せられるほか、航続距離が1万4000キロと、長距離の飛行が可能です。
政府専用機が小牧に飛来
ちひろ@Chr0102政府専用機が小牧に飛来🤩!!! 2021.8.25 https://t.co/KrTcf7AdDg
2021年08月25日 07:08
◆カブール空港
Afghan children get left behind, go missing amid chaos at Kabul's airport
カブール空港の混乱の中、アフガニスタンの子供たちが置き去りにされ、行方不明になりました。
https://youtu.be/yxEzZABoivY
PBS NewsHour2021/08/24
カブールでの避難活動は加速しており、この24時間で1万人以上の人々がアフガニスタンから空輸されました。しかし、まだ数千人が救出されておらず、バイデン大統領が設定した8月31日の期限まであと1週間余りとなっています。
タリバンは月曜日に延長を認めないと発表しました。
ピューリッツァーセンターの支援を得て、ジェーン・ファーガソンがカブールの空港からレポートします。
タリバンは、本日、米国とその同盟国およびパートナーが何を言おうと、延長に同意しないと述べた。
LIVE: View of Kabul airport as evacuation flights continue-Ruptly
8月24日(火)、カブール空港付近でRuptlyが生中継されています。タリバンによる支配の後、国外への避難を希望する外国人やアフガニスタン人のために、避難便が続いています。
日曜日には、さらに7人のアフガニスタン人が空港近くの群衆の中で死亡した。月曜日の朝、空港でアフガニスタン人警備員が正体不明の武装集団と銃撃戦を展開した結果、少なくともアフガニスタン人兵士1名が死亡、3名が負傷しました。
カブール空港 国外脱出する各国の避難民