【豪次期潜水艦】「中国を喜ばせる結果に」 私見『中国海軍の高笑い』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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■【豪次期潜水艦】「中国を喜ばせる結果に」 ローウィ国際政策研究所(シドニー)のユアン・グラハム氏に聞く

2016.4.26 18:49産経ニュース

 ターンブル政権は、次期潜水艦の共同開発相手決定で、性能などを考慮したと強調した。ただ、野党労働党は潜水艦の国内建造を主張して政権攻撃していた。安全保障面だけではなく、雇用など国内問題が今回の決定に影響した側面は否めない。

 ターンブル氏が政権浮揚のため打って出る今年7月の総選挙では、次期潜水艦が建造されるという南オーストラリア州の議席がカギを握る。政局も考慮されたと思われて仕方ない。日本からの潜水艦調達を主張していたアボット前首相は、今回の決定が「不純」だと選挙戦で攻撃するだろう。

 米軍は豪側に、現役の「コリンズ級」と同様、フランスの次期潜水艦でも、戦闘システムを提供はするだろう。だが、日本の「そうりゅう型」に提供される予定だったものと比べれば、性能面で制約を受ける。日豪と連携して南シナ海などの抑止力維持を目指す米国の落胆は深い。

 ターンブル氏は会見で、あえて日本との安保上の連携の重要性を訴えた。日本の安倍首相が、今回の決定で対豪関係を厳しくみると承知しているためだ。他の防衛装備品を日本に発注するなどし、日本との関係改善を模索する必要がある。

 そうりゅう型の調達に反対していた中国からの圧力が、どう影響したかは不明だ。だが、現実政治として、今回の判断は中国を喜ばせる内容となった。次期潜水艦の実践配置までには時間がかかる。国内建造にしたことでさらに長期化するだろう。その間、国際安保情勢が想定以上に厳しさを増せば、ターンブル政権の今回の判断は、禍根を残す結果を招く。(談)

     

私見『中国海軍の高笑い』

選定されたフランスの政府系造船企業DCNS社製は、シュフラン級原子力潜水艦を通常型(ディーゼルエンジン)に換装したものであり、活動域が広い太平洋になる通常大型潜水艦の建造実績がない。エアープランです。

そもそも通常型の「コリンズ級」潜水艦6隻を保有する豪海軍が、故障続きの潜水艦を拒否したことから始まった調達計画でした。
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コリンズ級は優れた潜水艦とは言えず、騒音は劣悪で、信頼性は低く、故障も頻発し、時には就役可能な潜水艦がわずか1隻という時すらあった。wikipedia
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艦体寿命の尽きる2020年~2030年までに暫時交代させる計画ですが、後4年で一番艦を引き渡せるとは思えない。(コリン級潜水艦を7年延命させる計画?現地雇用問題)
詳細設計図さえ無い。新規の工作設備、(付帯するリチュムイオン電池の現地製造工場誘致)、技師、技能工の訓練期間がいるなど、手離れが悪い難問が山積みです。
コリン級潜水艦の再現になると、
中国の海洋覇権への対処に、重大な空白期間が生じる。

完成させたとしても旧式性能の豪潜水艦とは、日米豪の三国共同作戦は取れない。脱落しそうです。
中国海軍が高笑いしているw


日本という国は30年後には無くなっている 

オーストラリアを訪れた際の「日本消滅宣言」・・
まるでオーストラリアが中国の属国感覚の扱いで、表明の場にしたのです。
中国首相の表明を深刻に受け取っている前トニー・アボット政権は、ダイヤモンドセキュリティ構想に参加したのですが、ターンブル政権は脱落したようです。


現代版中国の夢・ターンブル 

オバマ・習近平首脳会談で「太平洋分割案」を正式に提案した。「中国長期国家戦略」の布石です。
オーストラリアは、中国支配下に位置することを無視することができない。
大衆迎合のビジネス政治家は、やがて「国家存立」を危殆に晒すことになる!


[豪潜水艦]菅官房長官・フランス 
http://blogos.com/article/173446/