過去2回、本ブログにて神戸新聞の日曜版に毎週掲載されている<ベストセラー>の神戸店と東京店の比較について、そこから何が見えてくるかについて私なりの考えを述べてきた。そんなに大層に言うほどのテーマでもないので、今回をもって一応の結論としたい。
過去2回においては、ベスト10のうち、神戸のある書店と東京のある書店のどちらの書店でも名をあげられている書籍が殆どなかった。
その理由として考えられることは、神戸人と東京人の文化の相違にあるのか、興味・関心の相違にあるのか。更に広めて言えば、関西人と関東人の生活環境や文化環境の相違によるものか等が考えられた。
しかし12月9日の神戸新聞の比較においては、ベスト10のうち3冊が共通していた。1つは百田尚樹の「日本国紀」であり、紀伊國屋神戸店では3位・東京の三省堂神保町本店でも3位。2つめは高山一実の「トラペジウム」で、神戸で7位、東京で6位。3つめは宮部みゆきの「昨日がなければ明日もない」で、神戸で9位・東京で8位 であった。ベスト10のうち3冊もが共通していると言うことは、必ずしも文化や興味・関心の相違が目立ってあるとは言えないのではないか。
ちなみに神戸店のベスト3は、①池田大作「新・人間革命」、②大川隆法「青銅の法」、③は上述の「日本国紀」であり、神保町本店では①清水建二「英単語の語源図鑑」、②堤未果「日本が売られる」、③「日本国紀」であった。上位2つをみれば、神戸店と東京店では大きな相違が見られる。一面では大きな相違があり、他面では共通項もある。そこから何が見えてくる?
前2回では、神戸店では実用書が多く東京ではビジネス書や文芸書が多いという違いは、(わざわざ書店に足を運びお金を出して書籍を購入するというお金と手間暇を考えると)神戸人と東京人の文化度の相違といったことが考えられるのではないかとの推測が成り立った。神戸人の実用への関心度の高さと東京人の知的関心度の高さ、といったことであろうか。
もう1つは、比較されている書店のおかれている場所の問題が考えられる。すなわち、ビジネス街におかれた書店ならば利用者はビジネスマン・ウーマンが多く、当然ビジネス書やスキルを高めるための書籍がよく売れるであろう。商店街や住宅街ならば利用者は主婦や高齢者、子どもが多く、実用書や童話などが多く売れるだろう。また学校の近くなら、児童書や参考書、若者向け文芸書などが多くなるだろう。即ち、関東や関西と言った地方の文化の相違もだが、もっと狭く、書店のおかれている場所の購買者の興味・関心の相違も考えられるのではないか、ということである。
無理にこじつけたようなことを述べているようであるが、実際の所はよくわからない。今週の紀伊國屋神戸店の場合の上位の1・2位がなぜ
創価学会と幸福の科学といった宗教に関わる書籍がよく買われたのか? 先に述べた私の推測では説明がつかない。
……ということで、足を突っ込んで若干こだわって考えたけれどの「よくわかりませんでした」というのが結論です。
ギブアップしたところで終わります。…… ごきげんよう。 そうして、愚にもつかない文章を読まさせてしまってゴメンナサイ。(;。;)
しかし、神戸新聞が毎週このようなベストセラーの神戸と東京の比較を掲載している理由は何なんだろう。毎週掲載される書店も変っているし、読者に何を伝えたいのか。何を知らせたいのでしょうか。