「ああ非情」を読んで | 海神奈川鉄道写真ブログ+吹奏楽部

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タリカスの鉄分濃ぃ~いブログです。
筆者は国鉄車両が大好きな昭和の鉄道少年です。
たま~に中学校や高校の吹奏楽部のことも書いています。

「ああ非情」という本を読んで胸クソ悪くなった。
 

 

 

 

これは国鉄清算事業団の稚内と
音威子府(いずれも北海道)の
現場のルポである。
JRグループに採用されなかった
元国鉄職員に対して
国鉄清算事業団雇用対策部が
数々の非道をしていた
生き証人の声である。
 

  1. 狭い部屋に大勢軟禁して、何もさせない。
  2. 就職を斡旋しない。
  3. JRグループへの就職をあきらめるよう嫌がらせ。
  4. JRグループに採用されても、鉄道と無関係の会社へ出向。
  5. 斡旋された民間会社に就職したら二ヶ月で倒産。



国鉄清算事業団はまっとうに元国鉄職員に対して
就職を斡旋していたものと思っていたが
このようなえげつないことがなされていようとは
腰を抜かした。
稚内と音威子府だけのことではないらしい。


国鉄清算事業団は10年間存続したから
JRグループに採用されなかった
元国鉄職員に対しての就職の斡旋も
10年間していたものと私は思っていた。
しかし、それは3年間だけで
多くの元国鉄職員が
1990年3月末で放り出されたのである。



国鉄清算事業団は調子のいいことばかり
プレス発表していたので
この本を読むまでその実態を知らなかった。
多くの国民は国鉄清算事業団の

存在自体知らないことだろう。


国鉄ファンは一度読むべし。

 

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