映画「鉄の女」 | 社会福祉士徒然草

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(今は医療機関で働いている兼業主婦です)

映画「鉄の女」「シャーロックホームズ2」どちらも見たい。

でも、息子の野球部の試合が入りそうなので、

保留にしていた。


明日、試合のはずだったが、雨模様で、延期に。

先週も試合の予定だったが、雨で明日に延期になっていたのだ。

この季節って、こんなに雨が降ったっけ?

(まあ春の嵐があるくらいだから・・・)


結局息子は、学校に行き、室内練習だったとか。


仕方ないので、録画していた「徹子の部屋」を見る。

ゲストはメリル・ストりープ。

そう、映画「鉄の女」でサッチャー首相を演じ、

今年アカデミー主演女優賞をとった。

「クレーマー、クレーマー」に出ていたんだねえ。

ダスティン・ホフマン演じる男性の妻役として。


今回の映画、「鉄の女」は、強いサッチャーが何もかも

なぎ倒して、強い意志で首相としてのしあがる

映画のように見えるけど(まあ、そういう面はあると思うけど)

女性が男性社会の中で、男性たちに冷ややかにみられて、

お手並み拝見、的な空気な中、家庭との両立(どちらかというと

家族からの理解は得られていないみたい)に悩む、

これって、仕事を持つ女性が、一度は(いや、一度どころか

何度でも)経験する軋轢(と悔しさ)ではないだろうか。

女性監督と知り、納得。


自分も会社員時代、お手並み拝見、という空気はあまり感じなかったが、

(無視されることはよくあった)

どうがんばっても男性社会の中で、対等なメンバーとしては

(退職する日まで)一度も扱われなかったなあ、という思いが、

退職してから2年近くたっているが、今も強く残っている。


だから、派遣先で、肩書がついている女性管理職と、

家庭(子ども)を持っていて、(たぶん)家庭に軸足を置いている社員が、

年恰好は近そうだが、同じフロアで働いているのを見ると、

複雑な気持ちになる。

やはり管理職になっている女性は、男性管理職にも

ひるまず、きつい言い方でぐいぐい指示できてたりするし(笑)、

抱えている仕事をとにかくやりきるぞ、という強い意志を、

ところどころで感じる。

子持ち社員の方は、とにかく知識が豊富で、他の部署の人にも

声をかけられていて、てきぱきとさばいている。

淡々と。

どちらがいいか、悪いかではない。

どちらの立場にいても、働き続けいてるだけで、すごいと思う。


自分は子どもが小さい時期は、なかなか仕事に没頭できず、

パフォーマンスは出せなかった。

女性の場合は、普通の男性社員の2倍か3倍働いて、

やっと普通の男性社員と肩を並べられる。

女性社員からは浮くし、年数が経てば経つほど、

「仲間」はいなくなる。うまく男性社員と溶け込んでいる人も

いなくはないが(タバコ吸ったり、酒飲んだり)、

孤独な戦いに違いはない。


もっと肩の力を抜いて、普通に働いて、普通に評価される日は、

こないものか。

やはり、辛抱して長く働かないといけない、ということはわかっている。

頭ではね。


サッチャーは、首相になった。

でも、家族の中で「ママ」でいること、普通の生活は

望めなかったのだろう。あるいは、普通の幸せは、

手に入らなかったのだろう。

(まだ映画見てないからなんとも言えないが、

予告を見てるとそんな感じ)


でも、首相になれる女性はそうめったにいない(笑)。


努力はする。

その時ベストな選択をする。最善を尽くす。

でも、運命は受け入れる。

それでいいのではないか、と40歳過ぎて、思うようになった。

いろいろ経験してきたからこそ(組織の中で働くことの

おもしろさと辛さ、両方経験してるので)、

仕事について、真摯に取り組んで、

誰かの役に立てれば、と思う。

(まずは就活しないといけないが)


なんかNHKの「カーネーション」見てると、

お仕事がんばろうって気になるから不思議。

糸子、がんばれー。