ALWAYS三丁目の夕日

日本アカデミー賞を総ナメにした映画。
西岸良平のコミックを映画化。
昭和30年代の東京を舞台に、人々の人情味溢れる物語が展開される。
飯田橋ギンレイホールにて鑑賞。満席のため立ち見。
最初に受賞の話を知ったとき、
単に審査員どもの年代と合っていたから取れたんだろう、と思っていた。
実は大したこと無い作品なんだろうって。
オイラの伯父さんが、正月の上映時に見たとき感動して泣いたと言っていた。
やはり、その時代の人にしか判らないものなんだろう、と思っていた。
・・・すいません。泣きました。
ええ。そりゃもう、号泣ですよ。
ハンカチで拭っても拭っても、涙が止まりませんでした。
周りからも鼻を啜る音が・・・。
おじちゃんおばちゃん、おじいちゃんおばあちゃん、おねえさんおにいさん、
みんな感動していました。
二時間以上の上映時間があっという間。
その中に、いくつもの物語が凝縮されている。
テレビを見に友達の家に集まる。
冷蔵庫が初めて来た日。
携帯電話の無い生活。
知っているけども、体験してはいない。
だから本当のところは分からない。
だけど自分だって、
シュークリームは嬉しかったし、
帰り道は近道を通っていたし、
放課後は駄菓子屋に直行したし…。
30年代とか昭和だとか、関係なかったね。
親の愛情、友達との友情、愛する人のことを想う・・・。
変わらないんだよね。
みんな懐かしさに感動していただけじゃないんだよね。
人間に感動していたんだよね。
そんな感動をくれた、役者さんたちに拍手。
子役の子達も良かった。
特に良かったのは六ちゃん役の掘北真希!(原作では六ちゃんは男。でもこの変更は大正解)
抜群の演技でした。
ありがとうございました。
楽しかったです。
思わずお礼を言ってしまった。
素晴らしい映画でした。
真昼ノ星空
舞台は沖縄。
台湾人のリャンソン(ワン・リーホン)はこの地に身を潜める殺し屋。
そんな彼は、弁当屋さんで働く由起子(鈴木京香)に心を奪われる。
プールの受付に座っているサヤ(香椎由宇)は、毎日泳ぎに来るリャンソンの姿を見つめている。
最小限のセリフで、男女の恋愛を静かに描くラヴストーリー。
うん。良かった。
見終わった後、心地良い風が吹く感じだ。
鈴木京香の表情が光る。
名女優さんだなあ。
リーホンは、殺し屋にしては顔が優しすぎる気がしたが、
細かい演技もうまくて良かった。
ただ、料理の上手さは伝わってこなかった。
包丁さばきがイマイチ過ぎでした。
(エビアンはラベルはがしてから飲むのね)
さて、今回鑑賞した真の目的である香椎由宇はどうだったか。
これが、実は映画デビューの作品らしい。
そのためか、初々しさが残ってる。
そして演技も初々しい。
セリフがイマイチ棒読みのところもありましたが、
この人は、いるだけで存在感がスゴイ。
どこかミステリアスな表情を持った彼女はむしろ、
セリフの無い方がいい。
表情だけでグイグイ引きこんでいく。
こりゃあ、これから映画女優まっしぐらになりそうだな。
セリフの少ない作品だから、出演者の皆が演技力で魅せなくてはならない。
だからその分、彼ら彼女らの魅力がひしひしと伝わってきた。
オススメの一本です。
ラストはリーホンのアドリブだそうです。
やるねえ、あんた☆
まだ上映始まったばかり。公式サイトです。↓
キリクと魔女
アフリカのある村で、キリクという赤ん坊が生まれる。
その村は魔女カラバによって困窮していた。
キリクは一寸ぼうしのように小さいけれど、勇敢に魔女に向かっていく。
75分くらいなのでお手軽だ!
す、す、すごく、ものすごーく良かった!
面白い・・・という感想とはちょっと違う。
良かった!非常に!!と言いたい。
単純に面白いという感想のときは、ヒーローが悪を倒すというお話の場合。
でも、
この作品は良かった!なのだ。
単にヒーローが悪を倒すお話ではなかったのだよ、ワトスン君。
すっごく深い。人間の性(さが)が地底深くで泉のように湧き出ているのだよ、ワトスン君。
渦巻いているのだよ、ワトスン君。
早く見なさい、ワトスン君。
閑話休題・・・
お祖父さんのセリフがズバズバとアバラに突き刺さってきます。
「小さいときは小ささを良しとして、大きくなったら大きくなった事を良しとしなさい」
色彩、構図、音楽もズバズバと三半規管を刺激します。
めまいが起こりそうな勢いです。
素晴らしいです。個人的には音楽が最高!
ぼくぁあんなラストも全然ありだと思います。
ただ、黄金はちゃんと返してあげてね。
歴史的衝動買い
吾輩の財布には図書カードが9枚入っております。
計4,500円なり。
そこで本屋に寄りました。
上の画像にもあるように「あまいぞ男吾」を買いました。
復刻版です。
昔コロコロコミックに連載されておりました。
ミニ四駆やビックリマンシール世代の我々には非常に非常に懐かしいです!
吾輩はジャンプ派だったので、正直コロコロはほとんど読んでません。
コロコロは風邪を引いて学校を休んだとき、回復してくると暇になるので、
その暇つぶしに母親に買ってきてもらった記憶がある程度です。
そんなコロコロの中で、「あまいぞ男吾」はダントツで面白かった!
真っ直ぐで暴れん坊で元気一杯の男吾。
すっげえワクワクしながら読んでいた。
コロコロたまにしか読まないから内容飛び飛びだったけども、
すごく熱心に読んでいた。
90年代版の石田国松的存在。
勉強に受験に習い事に追われているであろう現代の子どもたち。
マンガなんて!!とお思いであろう世の教育ママさんども。
日本の子どもたちにとってマンガとは、一種の道しるべ的な本だと思うわけですよ。
キャプテン翼でサッカー始めて。
スラムダンクでバスケ始めて。
そんな子どもたちに、正直で真っ直ぐで元気一杯に育って欲しい。
だから、言いたいことの言えないこんな時代にこそ「あまいぞ男吾」が必要なのではないかしら。
作品中で男吾のとおちゃんのセリフが素晴らしい。
「おまえが正しいと思ったことを胸はってやれ!」
つまり、そうゆうことやね。
あと、一緒に「Vフォー・ヴェンデッタ」のコミックと、宮崎駿の「飛行艇時代」を買いました。
(買いすぎ…)
研修に我参加せり
6月の2日と3日は、会社の組合のセミナアとやらに行ってきました。
平日に仕事を休むのなんて、9ヶ月ぶりだ。
朝、いつもより一時間ほど遅い列車に乗ると、大学生っぽいヤロウどもがおり、なんだか新鮮でした。
ついこの間まで、自分もこんな暇なくせに忙しいと勘違いしていた大学生だったんだなあと。
しみじみ。
まあ、そんなわけで、研修へ行ったのさ。
富士山。
なかなか苦手なテンションでがんばらなくてはいけない状況だったので、口パクなどで対応しました。
バーベキュウウをやったのですが、
炭はおこしてありーの、肉や野菜は切ってありーの、焼きソバの麺はほぐしてありーの、
なんだこれは。
幼稚園児並の扱いを受けている気がしてきた。
まあ、ワイン飲んだり、久々のドンちゃん騒ぎで面白かったけど。
んで、一応のメインイベント、富士山に植樹。
ーーーはい。
苗木を50メートルくらい運んで植えただけ。
あーらくちん。
終始富士山は霧で見えないし。
何をしにきたのだろう。
帰りに仕事場へのお土産を買い損なったオイラは、
代わりに新宿駅で「東京ばなな」を買いました。
すいません。
ウケ狙いです。
意外とウケタ。
パットン大戦車軍団
ずーとブログをサボってました。
(だってさー。忙しくてさー。暇が無いんだもんよー・・・ごにょごにょ)
友人に薦められて先週見た映画↓
アメリカの名将、ジョージ・S・パットンの半生を描いた伝記映画。
本気で面白かったですよ。
これは。
とにかく、暴言・問題発言の多かった彼。
しかし、戦闘の指揮はピカイチ。
部下にも恐れられ、進軍を続ける。
負傷した兵には涙を流すも、戦争ノイローゼの兵には「臆病者めが!」とピストルを抜きそうになる。
そんな彼には、歴史を愛するロマンチストな一面も。
こういう丁寧な描写が、彼をますます魅力的にし、この映画に我々を引き込むのですね。
彼の考え方や言動を受け入れられない人がほとんどだろうけど、(ジョージ・C・スコットもね)
彼の生き方には、何らかの影響を受けると思う。
ナポレオンやらアレキサンダーやら、
歴史上には、
たまにこういう何か一つの役割をもっただけの人物が登場してきますね。
これは戦争映画ではない。
「歴史を愛するジョージ・S・パットンは、歴史に残る人物になれたのではないか。」
そんなコメントでまとめようかと思います。
そんな作品です。
某路線沿線独り徒歩部
朝、いつも使っている路線が信号機故障か何かでストップしてしまったため、
別の路線の駅にチャリを停め、出勤。
んで、23時半ごろ仕事が終わり、会社を出る。
普段とは路線が異なるため、終電も早め。
ギリギリなので早歩きだ。
すると、終電一本前の電車に飛び乗ることができた。
良かった良かったと思っているのもつかの間。
通勤快速に乗ってしまいました・・・。
降りた駅は、チャリを停めた駅の三つ先。
戻りの電車はもちろん無し…。
タクシーか徒歩でチャリのある駅まで戻るしか無い。
しかし、こりゃあ、元はと言えば朝電車が止まったJ●Rが悪いのだから、
駅員に家までのタクシー代を下さいと言ってみる。
が、
もちろん断られる。
駅前に停車中のタクシー運ちゃんに聞くと、2500カラ3000円くらいかかるそうな。
金はありました。
3万くらい持っていました。
しかし。
そこで払ってしまうのは…、なんだか腑に落ちないわけなのですよ!!
J●Rが悪いんだからよ!
非常にムカつくし、J●Rに無条件降伏するみたいでイヤなのだよ!!
そこで。
ボクは歩きました。
駅三つ分。
後にアホだと言われようとも。
線路に沿って真っ暗な道を。
一時間弱ほど。
鍵のついたままのチャリンコを二度ほど発見したけども、
理性を振り絞って歩き続けました。
諦めかけて、途中でタクシーを拾おうかと考えましたが、
人っ子一人通らない、闇の支配する道であったため、
自動車の類も通らず…。
でもよう。
全く知らない街を深夜1時頃にテクテク歩いていると、
なんだか異国を旅している気分になってきました。
少し楽しいかも。
いつも、起きて会社行って働いて家に帰るだけの繰り返し。
でも今日は、起きて会社行って働いて、道に迷って、家に帰る。
「いつも」と違うというのが好きなのですよ。実わ。
ローレライ
WW2末期、米軍は広島、長崎に続き、東京への原子力爆弾の投下を計画。主人公の艦長(役所)と若き乗組員(妻夫木)らは、3発目の原爆投下を阻止するため、ナチスドイツ軍の最新型潜水艦「伊507」で敵陣に突入する。
ニッポンがんばった!
昔と比べれば、スペクタクルまあまあできたじゃない!
俳優人も実力派を揃えているし。
うむうむ・・・
…しかし!
誉めるところはそれぐらいである。
ストーリー…わしは原作を読んでいないが、映画としてこのシナリオはダメであろう。
ローレライシステムは、まあ、理解できた。
だが、中盤からの彼のあの行動。
ナゼ故に!?
そしてピエール瀧らの背景は!?
もううすっぺらすぎる。
さっぱりですわ。
感情移入できませんわ。
映画では収まりきらない長編なのだろうけど、そこを上手くやってくれよ監督ども。
設定…すべての登場人物から、5000から6000万人もの死者を出した第二次世界大戦という、
その「時代」が、まーーーったく伝わってこない。
本当に戦争しているのか、こいつら??
回天特別攻撃隊(特攻)に所属していて、その能力を買われて召集された妻夫木くん。
…。
本当に回天特別攻撃隊(特攻)に所属していたのか!?
そのへんがなーーーーーんも伝わってこない。
脚本が悪いのかもしれんが、彼に「お国のために」とか言われても、
君が代の意味をまったく知らずに口パクで歌うフリだけするフツーの学生が教科書棒読みしている(長い)くらいにしか聞こえない。
役所さんはさすがであったが、それでも全体がダメダメである。
戦後60年という節目、ドイツでは「ヒトラー」という素晴らしい映画をこさえたのに、ニッポンは…。
もそっとガンバレー。
香椎由宇はかわいかった。
衣装はオタクっぽくてイマイチでしたが。(←時代背景がメタメタなのはこの衣装のせいもある。)
彼女には何か引き込まれる魅力があります。
演技力なんてこれからいくらでも付いてくるけど、そういう魅力はその人にしかないものだかんね。





