1/30(火) 夏侯勝と黄覇 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2018年01月30日(火) 曇

 

今朝の読売朝刊の「編集手帳」は心に響いた。

「三国志―趙雲伝―」を見ているから“夏侯”という姓が気になったというのもありますけど(笑)。

 

ホントにね、「この年になって、今更、こんなこと始めても仕方ないよね。」なんて思ってしまってはダメですね。

人生設計を100年で考えなければいけないくらい平均寿命が伸びましたもの。

ウチの両親を見ていても80代は全然、元気です。

 

 

中国の漢代に、夏侯勝、黄覇という2人の官吏が投獄された時のことである。

儒者でもあった夏侯勝に、黄覇が「学問を授かりたい」と請うたが、

「死罪になるべき運命の者に、学問は必要ない」と拒まれた。

それでも、黄覇は「朝に道をきいたならば、夕にしんでもよい」と答えた。

夏侯勝も熱意に打たれて、2人は3年間も学問に励み、大赦により官界に戻れたという。

吉田松陰の『講孟箚記(こうもうさっき)』に詳しい。

早死も、長生も自分の心のままにはならない。

ひたすら自己の身の修養に努めて、あとはすべて天命にまかせよう。

松陰はそう説いた。