2017年02月22日(水)
「こんなところに日本人」という番組、千原せいじさんのアフリカ編は必ず見ている。
昨日の放送は、ケニアのキスム国際空港から長距離バスでカプチョルワという村へ行く旅。
バスは途中のケリチョという街でランチ休憩。
地元の男性乗客がせいじをイギリス植民地時代の住居を改装したオシャレなレストランに案内する。
彼はこのレストランとその料理が自慢みたいなんだけど・・・。
お勧めの料理は、トウモロコシの粉を湯で練り上げたウガリとチキンの煮込み。
チキンを一口食べたせいじは、う~んと唸って、『脂の部分がまぁまぁな獣臭。』と一言。
チキンを指して、『こいつ自身が生きてたよ。』と詩人のように語り出す。
『生きるために生きてたよ。』と、もはや戯曲。
『生きたいと思って生きてたニワトリの味や。』
あまりに斜め上の感想に言葉を失う現地の男性。
せいじ、すごい!
一言でいってしまえば「野趣豊かな鶏肉」という陳腐な表現にしかならないのに、感性豊かに詩人のように食レポしてる。
しかも、自分の命をつなぐ為に絞められたニワトリの尊厳まで尊重している。
『生きたいと思って生きてたニワトリ』、なんかこの一言にず~~んと来ました。
毎日、この部分の録画を見て癒されています。