2026年05月02日(土) 快晴
【軽井沢】最高気温 20.2℃ / 最低気温 5.5℃
今日から世間は5連休。
行楽地はメチャ込みだろうなぁ~と思いつつ、せっかく晴れ渡ったので小諸へ向かいます。
夫が珍しく小諸動物園が100周年でリニューアルしたから見に行きたいと言い出したのです。
懐古園で、夫は散策券(300円)、私は共通券(懐古園内散策・動物園・徴古館・藤村記念館・小山敬三美術館・小諸義塾記念館入館料付 500円)を買うと、なんと、そのまま左右に分かれて別行動。
小諸まで一緒に来て、夫は動物園でキツネだけ見て、前から行きたがっていた「中華そば やまさだ」でラーメンを食べて11時半には先に帰ったんですよっ!
なんと小諸滞在時間1時間で2時間まで無料の市営駐車場は、余裕で無料だったという・・・。
夫婦間で”協調性”は皆無ですが、お互い様なので、波風が立つこともありません。(←物は言い様)
私は、共通券で入館できる施設全制覇するつもりですから、勿論、小山敬三美術館にも参ります。
美術館に行くには、この急な階段を下りて、橋を渡ります。
膝に痛みをかかえる私は、階段を下りるのには少々難儀しますが、「元取ろう精神!」が私の原動力となりました。
それにしても田切(たぎり)地形、恐るべしだわ。
非常にアングルがよろしくないですが、小山敬三美術館の建物です。
てか、この美術館の全体像を撮るのは、なかなか難しいんですよ。
設計は日生劇場などの設計で知られる村野藤吾氏。
小山敬三美術館の裏側、 展示室が二手に分かれているのが外側から分かります。
今日の懐古園は動物園リニューアルオープンも相まって、親子連れで大賑わい。
第二駐車場も既に満杯なんだけど、美術館は閑散としていました。
私が入った時は、誰もいなくて、係の女性が「どうぞこちらに座って、先にビデオをご覧ください。最初から巻き戻しますから~。」とおっしゃるので、お茶(100円)を買って、眺めの良いソファに座って、「疲れたから、丁度良い休憩になるなぁ~。」と小山敬三画伯の生涯に関するビデオを拝見しました。
思いっきり掻い摘まむと、こんな感じ↓
小山 敬三(1897年 - 1987年)は小諸・荒町の旧家に生まれ、兄・邦太郎から貰った油絵の具で初めて油絵を描いた。
油絵の描き方が分からず、チューブから直接、カンバスに絵具を塗りつけたが、その作品はゴッホのようだと評された。
慶応大学に進むが、画家への思いを断ちがたく、大学を中退し、川端画学校で藤島武二に師事。
藤島武二といえば、アーティゾン美術館で『天平の面影』『黒扇』を見たことがあるわ。
たいそうな画家さんに師事していたのね。
1920~28年に島崎藤村の勧めでフランス留学。
フランス語を習っていたフランス人女性マリー・ルイーズと結婚。
1929年、茅ヶ崎にアトリエ兼住居を構える。
1936年(昭和11年)二科会を脱会して有島生馬、安井曾太郎らと一水会を結成。
1937~1938 再度渡仏
1944 戦火を避けて小諸の御牧ヶ原に疎開
1946 長野県軽井沢町に山荘を入手し、浅間山を描く
1987 89歳で死去。
美術館の展望室からは千曲川が見下ろせ、晴れた日は北アルプスが望めます。
作品にフォーカスした写真撮影は不可だけど、全体の雰囲気の写真ならOKということで撮った展示室の写真。
展示室は左右の奥行きのある空間に分かれている。
そして、元々の地形を生かして、床が斜面になっている。
さすが村野藤吾氏の設計。
西沢立衛氏が設計した千住博美術館もそんな設計だったな。
作品もキュビスムの影響が感じられる「アルカンタラの橋(1926年)」とか、娘をモデルに描いた「ブルーズ・ド・ブルガリィ(1948年)」など良かったなぁ。
「ブルーズ・ド・ブルガリィ」のモデルは、さすがフランス人とのハーフだけあって無茶苦茶美人だなぁ~と思ったら、小山夫妻には実子がなく、養女だと知って、ちょっと意外でした。
それから、チューブから直接キャンバスに油絵の具を塗りつけたという、油絵処女作も、「たしかに~、ゴッホっぽい!」と楽しめました。
記念に絵はがき(100円)を買いました。
「浅間山新雪(1969年」という作品。
私がしなの鉄道に乗って、信濃追分から御代田に至る間に見ている浅間山の風景に似ていて、とても親しみを感じました。
美術館の外に出て、景色を眺めました。
小高い段丘から田んぼや畑、西側の山々が眺められる。
美術館のすぐ隣は「浅間火山岩石園」。
流紋岩(千曲川河床礫)
砂質凝灰岩・第三紀内山層(佐久市内山産)など、石好きにはたまらない空間。
今度、ゆっくり見に来きたい。
小山敬三記念館(アトリエ)
画伯の没後、茅ヶ崎に建てたアトリエが美術館の隣に移築され、「小山敬三記念館」として公開されています。
アトリエやリビング、フランスから取り寄せた調度が生前使用されていた、そのまま展示されていました。
美術館に繋がる橋から見た「田切(たぎり)地形」と水の手展望台。
島崎藤村記念館、徴古館、小諸義塾にも入って(入るだけで、殆ど何も見ず状態)、共通券の4施設、全クリア!
ランチに向かいます。
島崎藤村ゆかりの「揚羽屋」が2階は宿、1階は【おむすび&café AGEHAYA(あげはや)】になっています。
行列ができています。
20分くらい待って、席に案内されました。
店内は今風のカフェにリノベ済。
島崎藤村が通った頃の一膳飯屋の雰囲気は一切、残っていない。
って、島崎藤村が通ったのは120年以上前の話だから、お店がそのまま残っているわけはないのだが。
ごま昆布(250円)、みそマヨチーズ(330円)、具だくさんみそ汁(250円)を注文。
次に行きたいお店があるので、注文は控えめにしておこうと思ったんだけど、いかんせん初めてのお店でお握りの大きさが分からない。
こぶりなお握りだったら足りないかと思い2個注文したのだが、厚みがあって、なかなかのボリュームのおにぎりだった。
みそマヨチーズが運ばれてきました。
ボリューム有り有り。
熱いので箸でいただきます。
お箸で食べると、お握りを食べてる~という感じが薄れるね。
味噌とチーズの相性が良くて、美味しかったです。
かな~りお腹一杯になりました。
【おむすび&café AGEHAYA(あげはや)】
食後のお茶を飲みに、前から気になっていた紅茶専門店「ティーサロン寿徳」にやって来ました。
ソファー席に座って、「クリームトーストやパフェも食べたいけど、お腹がいっぱいだわ。さっき大きなお握りを2個も食べてしまったのが敗因だったな・・・。」と穴が空くほどメニューを睨んでいたら、マダムが写真入りのメニューを持ってきてくださいました。
『一番人気』のポップが私にとっての免罪符となりました。
よ~し、小倉クリームトーストの軽食セット(900円)を注文しちゃうぞ~。
もう小諸に来ることもないかもしれないから、お店の一番人気を味わわなくてはっ!
小倉クリームトーストと紅茶(アッサム)が運ばれてきました。
かなりヘビーな感じに見えますが、ちゃんとした純生クリームが使われているので、思いのほか軽くいただけます。
美味しい~♪
簡単に作れそうで、やっぱりプロの技を感じる。
紅茶もリーフから丁寧に入れられているので、香りと味わいが深いです。
しかも、もう一杯分の紅茶がティーコジーを被ったポットでサーブされます。
すごく丁寧なおもてなしを受けているようで寛げます。
今度来る時は、もう少しお腹を減らせて、ティータイムに訪れたいです。
大きなガラス窓からは、小諸駅が見えます。
駅から本当に近いです。
ゆったりと2杯目の紅茶を頂きながら、帰りの電車の時間をチェックします。
「おっ! 14時20分小諸発の電車に間に合いそうじゃん!」(このとき、14時10分過ぎ)
そう思った私は、残りの紅茶を一気飲みし、お会計をして、痛む膝で小諸駅まで早歩きしたのでした。
お店の滞在時間は20分ちょい。
せっかち者はゆったり寛ぐことができない。
烏の行水みたいなもんだわ。
帰りはしなの鉄道115系 長野色の車両に乗って、信濃追分駅で下車。
私を置き去りにして先に帰ってしまった夫が駅まで迎えに来てくれました。
最高のお天気で、まぁまぁ充実した一日でした。











































































































