2009年04月22日(水) 晴れ
去年の11月にピーターが大陸のドラマ『三国』で呂布を演じるとうので、
北方謙三の『三国志』を呂布が登場している3巻まで買いました。
『三国志』を読み始めて、途中から関心がジェリーの方に行ってしまい放置すること5ヶ月。
私が読み終えたら、夫に本を貸すことになっていたけど、
私のチンタラぶりに業を煮やした夫が先に読み始めた。
彼は快調に飛ばし、6巻まで本を買ったそうだ。
漸く私が『三国志』に復帰しようとしたら、私がつけていた付箋を夫が外してしまっていて、
どこまで読んでいたのか、分らなくなっているじゃないのぉ~!!
夫に文句を言ったら、「どーせ読みやしないんだから。 君に三国志はムリだ。」
な~んて人を小馬鹿した事を言う。
私: なにをいうの? 私は三国演義を原文で読んだ女よっ!
夫: ケッ! 何ページ読んだっていうんだよ? 何ページ? あ~ん?
私: 何ページぃ~??? 人を侮るのもいい加減にして頂戴。
ページ単位で聞くなんて笑止千万。
2行だ! 2行っ!
夫: ・・・・・・。
夫は言葉を失っていたわ。 ザマ~。
三国演義は中華芸能ゴシップ記事と違って手強く、2行で挫折した次第ですが・・・。
ご興味のある方は、こちらで読めます。 → 三国演義
そんな経緯(いきさつ)がありまして、2巻の初めから再び三国志を読み始めた私。
最初に読んだときよりも、呂布のイメージがしっかりできあがっているせいか、
前回よりサクサクと楽しく読めています。
呂布の確固たるイメージとは、こちらざます。
↓
呂布・ピーターです。 カッコエ~!!
北方三国志の呂布は妻・瑤をこよなく愛し、
麾下の五百騎の部隊を縦横に操る無茶苦茶カッコ良い武将です。
ところで最近知ったのですが、当時は、“名”を生後3ヶ月目に親から与えられ、
20歳になると“字”を与えられたそうです。
自ら名乗る場合は“名”を名乗り、相手を呼ぶ場合は“字”で呼んで尊敬の意を表したとか。
三国志を一回目に読んだ時は、名と字についてよく知らなかったのでスルーしていた一節も、
それを知って、二度目に読んだら、なるほどぉ~と深く頷く場面がありました。
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三国志 二の巻 P33より
呂布は主君・薫卓に与えられた女を斬った。
それを知って怒った薫卓は呂布に槍を投げつけたが、呂布はその槍を掴みへし折った。
呂布: 薫太師、私は軍人です。
軍人には軍人の生き方があることは、薫太師にもよくおわかりでしょう。
薫卓: なにを言いたい、奉先。
字で呼ばれた。
それが、阿(おもね)っているような口調に呂布には聞こえた。
かっとしたものが、冷めていく。
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夫よ、字で呼ばれるという意味がわかったぁ?
やっぱ三国演義を原文で読んだ女は深いと思わない? (二行だけど。)