私「そんな事ない。悪いのはご主人なんだから、はっきり言って良かったんだよ。」
友「でもそのせいで堂々と不倫できるって言ってるんだよ…」
私「それは離婚されないと高を括ってるからでしょ。」
友「ナメられてるの？私。」
私「安心はしてるんじゃないかな、だって不倫ばれたのに離婚されないんだもん。」
友「悔しいよー、人を馬鹿にして。」
私「悔しいよね。」
友「不倫が無理なの。キャバクラとか風俗ならいいけどさ、不倫が本当に無理。どうにかして止めさせたい。」
ご主人の不倫を今すぐ止めさせる事ができるのは、彼女が離婚を言い渡すことくらいでしょう。
それだって確かではありません。
友「やっぱり離婚するって言おうかな？」
私「離婚でいいの？」
友「本当にはしないよ…止められると思うから、その時に強く出る。」
私「いや…どうだろう？」
友「だめ？止めてくれないかな？やられっぱなしで悔しいんだけど。」
私「離婚する気があるならいいと思うの。でも、もし止めてもらうのありきでやっちゃうと、止めてくれなかった場合本当に離婚になっちゃうかもしれないよ？」
友「止めてくれないとかある？仮にあったとして、その時撤回すればいいだけでしょ？」
私「できると思うけど、更に立場は弱くなると思うな。」
友「そうかーでもこのままは悔しいよ。私も不倫しようかな。」
私「それはやめなよ。」
友「何で？」
私「子供が可哀想。パパもママも不倫してるなんて子供からしたら最悪だよ。それに悔しいからで不倫して、もしバレたらどうするの？逆に離婚しようって言われちゃうかもしれないよ。」
友「もう、何で？何で不倫されてる側がこんな苦しまなきゃいけないの。嫌だよ、不倫してる奴と同じ空間にいるの。」
私「もう好きな気持ちはないの？」
友「ない、全く。」
私「別居するのは？」
友「そんなの離婚するのと同じでしょ。」
グサっときました。
私達夫婦が夫婦として終わっていると言われているような気分でした。
でもこの状況こそ、別居が良いのではないかと思いました。
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