旅するシンガーソングライター(酒田市〜新庄市〜船岡市) | 片岡大志Official Blog

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シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。



(全力疾走のイメージ図)

暑い…。

もう夏が来ちゃったのかしら…。

気温30℃の福島県でこれを書いてます。

この週末は三日間かけて

山形県酒田市、新庄市、宮城県柴田郡と

巡ってきました。連日夏日だった。

 

さて、どこから書けばいいんだろう。

「令和」へと年号の代わった

この5月のことを振り返るとき

「とにかくキツかった」と

思い出すに違いない。全力疾走の毎日。

 

この夏頃に発刊予定の

本の原稿をひたすら書いてます。

ソングライティングについての本です。

 

「この本は夏に出る、出るはずだ」と

自分に言い聞かせて、

書いて書いて、直して直して

そんな感じで毎日を送ってます。

 

だからこの東北の三日間は

とにかく気分転換になりました。

文章書きから少し離れると

また色々と気づくだろうし、

歌についての本を書いてるんだから

歌っていう栄養をあげなくちゃね。

 

 

山形県酒田市にあるライブハウス

〈ブルースヒロ〉に集合したのは

ペケキングテリーミノルズ

中野三世、はんだすなおと片岡大志。

 

今回の東北ツアーは

新作「ペ・元年」をリリースした

ペケキングのレコ発ツアーでした。
 

うーん、この組み合わせは

はっきり言ってク・レ・イ・ジー。

だけど僕らの目的ははっきりしてる。

お客さんに楽しんでもらえる音楽を

届けること。そしてその通り、とても

素敵な音楽の夜に相成りました。

 

ペケキングとは今年二回目のツアー。

どこのライブ会場でも、お客さんを

爆笑の渦に巻き込み、しっかり存在感を

アピール。うーむ。腕が上がっとる…。

 

このツアーには膀胱チョップ

参加するはずだったんだけど、

残念ながらバンドは3月に解散。

中野三世は初のソロ出演だった。

シュールな台本とギャグセンス。

先々が楽しみになる内容だった。

 

東北初上陸のミノルズの破壊力に

みんな度肝を抜かれてましたね。

ラディカルマン=ミノル君と

ゴスロリ不思議少女=ミサミサ。

一度聴いたら忘れられない音楽。

 

片岡大志&はんだすなおも

好調快調絶好調。大好きなお店で、

大好きなお客さん方々と、大好きな

アーティスト。これだけの好条件が

揃っていたら、ね。うまくいかない

わけがないです。ブルースヒロに

集ってくれた皆さん!ありがとう!


 


翌日、僕らは酒田ラーメンの王者、
日本一美味しいワンタンメン
 




 

満月」を心から美味しく頂いて、

羽黒山の五重の塔経由で新庄市へ。

 

僕らの新庄市でのホームだった

〈スマイルエンジェルバー〉は閉店。

 

新たに演奏できるお店を探して

たどり着いたのは〈カフェラボ〉。

普段はカメラスタジオ兼カフェの

このお店のドアをくぐり抜けた瞬間

「今夜も大成功!」と直感しました。

 

スマイルで歌ってたツトム君が音響

機材を持ち込んでくれた。お店としても

まだ二回目の音楽イベントだったんだけど

スマイルの常連だったお客さんも皆んな

駆けつけてくれて、会場はわいわい賑やか。

 

結果は大成功!最後にはお客さん全員

総立ちで、手を繋いで踊り出すという

びっくりするほど幸せなライブになった。

これでまた新庄にも帰ってくることが

できます。みんなありがとうね!

 

ツアーと別れて、僕とすなおは

ミッキー扇の待つ宮城県船岡市へ。

サンセットブールバードは、この町の

音楽好きが集う素敵なライブハウス。

 

僕は二月の佐木伸誘さんとのライブぶり、

すなおは「都会のラクダ」のライブで

三月に訪れていたそうで、ミッキー扇の

計らいで、僕もすなおも準レギュラー。

 

オーナーのユウノジ氏は

(ブログでライブを紹介してくれてます!)

ロカビリーバンド「Good Rockin Daddy」の
ギタリスト。このバンドが実にカッコイイ!

 

ミッキー扇とのセッションを交えての

ライブ。三日目の僕とすなおは呼吸が

合う合う。っていうかすなおの反応の

速さが素晴らしい。気まぐれセッターの

トスを、Bクイックで対応してくれる。

 

心のどこかで「原稿…」と思いながらも

演奏に全力投球できた三日間だった。

今回のツアーに携わってくれた皆さんに

心から感謝を。明日からまた頑張れます。

 

 

鹿児島のコカリナ奏者、

からみゆかさんの2ndソロ作品

「Clear」が発売になりました。

アルバム発売のフライヤーに

コメントを書かせてもらいました。


 

風に流れるリボンのように

 

飛び跳ねるパレードの歓喜のように

 

月明かりの湖面の輝きのように

 

秘密が秘密のままであるように

 

美しいものを見つけた

 

美しいまなざしのように

 

映像的なメロディーが

 

「Clear」には閉じ込められている

 

鹿児島の素晴らしい演奏家と共に

 


 

この木笛で奏でられた美しいアルバムに

「Iris」という楽曲を提供しました。

「アイリス」とはアヤメの花名です。

僕にとってはヘッセの「アヤメ」であり

ブローティガン「西瓜糖の日々」の中に

読むことのできる詩情という意味です。

 

去年の半ばに作曲を依頼されて、

歌詞のないメロディーについて考えていた。

歌詞のないメロディーという考え方の

違和感についても考えていた。

 

ちょうど本を書き始めた時期に、

意思を持たないメロディーはない、という

当たり前のことに、改めて気がついた。

メロディーは、それ自体が言語だから。

 

言葉を持たないメロディーでも

ゆかさんが奏でると映像が浮かび上がる。

言葉という不自由から解き放たれて。

それは聴き手の想像力に訴えかける音色。

聴き手の白紙のキャンバスに飛ぶ鳥の姿。

 

そんなことをイメージしながら

ギターに触れたら、すぐにメロディーが

浮かび上がり、羽根をもらった旋律は

くちびるをギターを離れて、飛び立った。


 

このアルバムを是非聴いて下さい。
表題曲「Clear」では、僕がギターを弾いています。
この曲もまた詩情豊かな「歌」だった。


今月はホントに色々あった。
札幌「45」との赤坂でのライブは
とても素敵な時間だった。45応援してるよ!
「絵本の学校」での特別講義では絵本書きを
志すひとたちと、クリエイティビティについて
話し合うことができた。興味深い時間だった。
僕が主宰する音楽教室「唄小屋」の発表会も
あった。どのイベントも、ほとんどのひとが
表現を「伝える」ことについて考えていた。
そして「伝わる」ということ、その技術って
何だろうっていう話をしていたと思う。

 

 

おまけのラーメン。

山形県東根の「二代目高橋商店


 

人口比でラーメン店軒数日本一、

自家製麺率日本一の山形県で、

県民が選んだラーメン三本の指に入る

超名店。厳選された煮干し出汁の

スープはうっとりするほどの逸品。


 

縮れ太麺はむちむちぼかーん!

焼豚はトロントロン。こりゃ美味!


 

宮城県亘理町の「らーめん仙代

「燻製あさり節醤油」


 

グリーンスムージー、スピルリナを

練りこんだ自家製麺が印象的。


 

大量のあさりと煮干しを使った

出汁の旨味たっぷりのスープも秀逸。

ここもまた食べに来なくちゃだなー。

 

そうそう。美味しい珈琲も楽しんだ。
新庄のライブに珈琲を出店してくれた

新庄市の「bino」の珈琲は素晴らしい。

通販もあるみたいだからチェックして!



GiGSの連載も継続中!
「拝啓。独学ソングライターのあなたへ」
今月号も是非お手に取って頂けたら!


 

 

大学のある埼玉県川越市の田園にも

水が入りました。空が反射してきれい。


 

六月は博多に歌いに行きます。
ライブ情報の更新を急ぎますね。
 

夏がくるのかな。夏がくる前に

やっておきたいこと、たくさんあります。
やんなくちゃいけないことも、いっぱい。
お互いに頑張りましょうね!!

2019年5月28日未明 片岡大志より