2009年、初トルコ旅行の記録
ついに最後の都市、イスタンブール編!
4年後にこの街に住む展開になるだなんて
もちろんこのときは
微塵も思っていなかったし
イスタンブールという街が愛してやまない
存在になるとも思わなかったー。
場所も人も、どの出逢いがどう繋がって
どう育まれて行くか、人生わからんもんだね!
2009年7月17日(土)
朝食は、ホテル屋上のテラスにて。
トルコに来て初!海を望む。
反対側を見ると、なんと!
スルタン・アフメット・ジャーミー
通称 ブルーモスクがすぐそこに。
自動的にアップグレードされたホテルは
立地条件バツグンなのだった~。
朝食中、隣の席には
どうやら会社仲間らしき日本人女子3人組。
「営業の○○さんがさぁ~」やら
「ほんとそれ、あり得なくない~」やら。
異国の地、イスタンブールの爽やかな朝の
BGMにしてはサブイボもの。
仕事のグチ
旅先に持ち込まないでくださーい!
なぁんて思いつつ
仕事の話題なんてひとっつも出ない
いそ×たぴの関係って
最高だなと思っておりました。
給湯室OL劇場をBGMにしつつ
ガイドブック片手に本日のプランニング。
すると
ホテルのおじちゃんに声掛けられる。
日本人大好きトルコ人。
このおじちゃんも
もれなくJapanese LOVERであった。
「親切だし丁寧だし・・・
僕は日本人が大好きなんだ。
残念ながら、イスタンブールには
悪いヤツもたくさんいる。
日本人には、良い想い出だけ作って
帰って欲しいんだ。」
と、諸注意事項を熱弁いただき。
気も引き締まったところでしゅっぱーつ。
まずは、グランドバザールへ。
大体こっちの方でしょ~という
感覚で歩き始める。
ここイスタンブールでも相変わらず
通りすがりに声を掛けられる。
大都会の洗礼なんて受けてたまるもんかっ!
と、笑顔封印。
ひたすら無視して通り過ぎる。
なんとなく~で歩き始めたものの
無事、グランドバザールの看板発見!
あった~♪と喜んでいると
隣を歩いてたお兄さんが声を掛けて来た。
なによなによっ!
喜んで隙見せたと思ったら大間違いよっ!
騙されないんだからっっ!
ナメんじゃないわよ光線全開。
後から思えば
きっと親切な人だったんだろな。
ホテルのおじちゃん情報どおり
グランドバザール内は客引きも多いし
値段も高め。
雰囲気を楽しむだけに留める。
あまりの暑さと土地勘のなさに
ぐるぐる歩き回ったのとで、早くも疲労が。
ジュース休憩をとり
お店の人に現在地を確認。
リフレッシュしたところで海の方へ向かう。
もっ!
「あっちでしょ」『いや、こっちでしょ』
意見が割れるふたり。
船頭多くして、船、山に登りまくり。
歩いても歩いても人ごみだし
騙されないよう笑顔封印で
ジモティーとのふれあいもないし
同じような道ばっかだから
地球の歩き方ひと時も手放せないし・・・。
自然を感じながら旅してきた
カッパドキア&パムッカレとは全く違う
大都会。
なんだか悲しくなってきて
イスタンブールが嫌になる。
でも、高台からは
坂道のずっと向こうに地平線が見える。
素敵な風景。
坂道だらけのイスタンブールの
そんなところは気に入ったよ。
なんとか自力で海までたどり着き
Lunchターイム。
イスタンブール名物、サバサンドを食す。
前日、ガイドのアリちゃんが
教えてくれたとおり
“橋の下にあるレストラン”をチョイス。
サバサンドを扱ってるとこは
いっぱいあるんだけど
お店によって
魚の骨だらけだったりするからって。
こういった
ジモティのちょっとした助言が
私たちの旅をよりSpecialなものに
してくれるのねぇ。
食後は、いそ念願
船でポポポポ・・・と海を渡る。
イスタンブールはご存知のとおり
ヨーロッパとアジアの中間地点。
ひとつの都市の中でも
ヨーロッパ側・アジア側に分かれてるの。
更に、ヨーロッパ側は
新市街・旧市街に分かれていて。
大きく3つの地域に分けられるんだよ。
この3地点を
船で行き来して生活してるジモティーズ。
私たちは
ヨーロッパ側の旧市街→アジア側へと
船で渡ってみたよ。
目的もなく、得意のぶらぶら散策。
道端にいる、ノラ犬・ノラ猫の多いこと。
人通りの多い道でも
我がモノ顔で寝転がってるしね。
船で渡った先のまさにこの街に4年後住むことになるのですねぇ・・・お導き!
陽が暮れてくると
道端にまでテラス席を作っちゃってる
レストランはどこも大賑わい。
その中から直感でお店をチョイスし
いろんな国の人たちに囲まれながらお食事。
それにしてもこの店
店員さんの動きがめっちゃ機敏。
席が何回転できるかに必死のようで
私たちも食べ終わった瞬間に
テーブルの上のお皿は全て撤収される。
(2024追記:トルコでは食べ終わった食器を
テーブルに残しておくのは良くない!とされていて
早々撤収は、むしろ良いサービスです)
大都会の夜は危険かも!!てなわけで
びびりーずはポポポポ・・・と
ヨーロッパ側に戻ります。
もうこれ以上歩きたくありましぇーん。
ということで、これまた自力で調べ
ホテル近くまで路面電車トラムで帰ることに。
地図とにらめっこしながら
笑顔封印で自力で乗り切った1日
ホテルの部屋に戻った途端
気が抜けた私は、意識不明の重体に。
地球の歩き方の底力を感じた1日なのでした。