トルコ メルハバ珍道中 2009【4】 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

*tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!

どんどん行きます

いにしえのトルコ旅行記!

 

予想外に雨降りなカッパドキアで

ツアーに参加することもなく

どしよっかーと思いつつ街を歩いていると…

 

良くしてくれる人としか出会わず

無事に帰国できてラッキーだったねぇ。

 

そうじゃないパターンもあるからね

気を引き締めて参りましょうね!

と、15年前の自分に言葉を掛ける。

 

キノココーヒー キノココーヒー キノココーヒー キノココーヒー キノココーヒー

 

20097月年7月14日(火)

早朝4時むくっと起床、外の状況確認へ向かう。
雨・・・降ってるね。こりゃ、気球飛ばないね。
でも念のため準備。


4時40分、お迎えの時間になるも

なにも音沙汰なし。
キャンセル連絡というものは、ないわけね~?


迎えがない=キャンセルと思えってことみたい。
というわけで、再度寝るるん。

朝食後も部屋で今日の予定考えてたら・・・

Zzzなふたり。


だって雨降ってるんだもーん。

ゴロゴロ鳴ってるしー。

例年、この時期のカッパドキアは

ほとんど雨降らずなはずなんだけど
異常気象の魔の手はココにも延びていたよ。
 

雨プランは想定外。

しかも、いそちゃんなんて

傘すら持ってきてないしね。


昼頃、雨がちょっと弱まった隙に出動!
とりあえず、近くの街ギョレメへ

バスで行ってみることに。

前日歩き回ったウルギュップ中心街に着くと

またもやいろんな人に声を掛けられる。 

ドライフルーツ屋さんの前を通ると

もれなく声を掛けられ
素通りしようとしたら食い下がられ。


「ねぇ、日本人でしょ?

今度ボク日本に行くんだよ。名古屋に。」
その言葉に足を止めた私たち。


すると続けて

「せっかくだからチャイ飲んで行きなよ。」

この手口、地球の歩き方に書いてあった!!
お土産やさんなどでチャイを出され

高級なものを買うはめに・・・

みたいなパターン。 

全く応用なしの基本的手口に

疑いの目な私たち。

そんな心を見透かされたのか
「単なるホスピタリティーだから、ねっ。」

なんとなく信用出来そうな人だったので

立ち寄ることに。
しかも日本に来るのに、東京ではなく

名古屋な所以が気になって。


お店に並ぶドライフルーツやお菓子をみて

私たちが、これ何?あれ何?と訊ねるもんだから

片っ端から試食させてくれる。

結局、チャイをいただきながら

世間話をしただけ。ホントにいい人だった!



バス停着くと

「ギョレメ行きは1時間後だよ~」

との言葉に少々凹む。


ウルギュップの街は見尽したし・・・

とりあえずそこらへんで待ってみる。


道を挟んで反対側には

じいさんたちが並んで座ってる。
みんな何してるんだろー?と思ったら。


そこはcay evi(チャイエビ)=チャイ屋さん

なのだった。


おしゃれに言えば

カフェのテラスでお茶してるおじいちゃんたち。

でも傍から見ると

オシャレな看板もテーブルもなく、飾り気ゼロ。
それくらいがちょーど良い。


トルコ人はチャイが大好き。
どのお店のメニューにもチャイは絶対あって

みんな1日に10~20杯も飲む。


街を歩いていると、cay eviの店員さんが

近所にチャイを配達してる光景をよく見かける。
 

チャイといえばミルクティーっぽいやつを

イメージすると思うけど

トルコのチャイはストレートティー。
 

これにお砂糖を入れて飲むんだよ。

場所にもよるけど

1杯あたり1TL(約60円)くらいかな。 

カップはガラス製の華奢なもので

どのお店も同じような形をしているの。

この形は一体、何の形からきているでしょう??




正解は、チューリップ☆

チューリップといえば、オランダ。

・・・これ、違うんだって!


なんとなんと、チューリップの原産国は

トルコなんだってよー。たまげたー!!

そして、たまげついでに、もうひとつ。
サンタクロースといえば、フィンランド。

・・・これも違うんだって!!!!!


サンタクロースって

実在の人物で名はニコラス。

 

みんなに尊敬された人物だったので
“セント(聖)ニコラス”と呼ばれ。


“セントニコラス”がなまって

“サンタクロース”になったんだってー。


実際にニコラスさんのお墓は

トルコにあるらしい。
 

となると

サンタさんからの手紙を売りにしている

フィンランドって・・・なんなんだろか??

チューリップにしろサンタクロースにしろ
 

実はあっち(オランダ&フィンランド)じゃなくて

こっち(トルコ)なんだよ・・・


と控えめな感じ、なんか日本に似てるよね(笑)


アピール下手なのか

アピールしてまでという感じなのか。


大切なのは、自分たちが心で感じることでしょ?

そういうことなのかしら。


だいぶ話が脱線して

この日の出来事まったく進んでない・・・。

バス待ちの間ボォーッとしていたら

前から見たことある人が。


昨日ローズバレーで夕陽をみていたときに会った

日本語ペラペラなトルコ人ガイドさんにばったり。

雨降ってるし

とりあえずギョレメ行こうかと思ってー

と話したら、ななんと!


「僕たち(連れの男性あり)今日OFFで

今からオチャでもしようって言ってたとこだから
良かったら僕の車で案内するよー」と。

えっえぇぇっ。
いくらなんでも、そんなの怪し過ぎるー!
でもこのガイドさん、どう見てもいい人そう。

ギョレメまで連れて行ってもらおうか

くらいの勢いで彼の車に乗る。


「ラクダ岩みた?地下都市行った??

ベリーダンスみた???」

 

質問されること

ことあるごとに「No~」な私たち。

せっかくカッパドキア来たんだから!

案内するよー!!と、どこまでも親切な人。

ぶっちゃけ、この日までは

ラクダの形した岩を

わざわざ見に行かなくても良いし・・・

地下都市も

TVで見て構造分かったからもう良いし・・・
ベリーダンスもドバイで見たし・・・
なんて思っていた私。


でもそれは

“お金払ってまでして、行かなくて良いし”

であって。


それぞれ実際に行ってみたらとても興味深くて。
なぜなら

ガイドさんがひとつひとつの歴史や意味を

教えてくれるから。


本当に申し訳ないくらい、良くしてもらって。
だって、プロのガイドさんが

無料で案内してくれるんだよー?
どんだけラッキィなんだよーって話。

結局、サヨナラしたのは夜中で。
最終的には「眠いからもぅ、ホテル帰りたい!」

と、こちらが懇願する形に。


だってー、明日も気球に再挑戦なんだもの。
でもいろんな人のお陰で

カッパドキアを満喫しまくった私たち。


この時点で既に
「ぶっちゃけ、気球乗らなくても良いよね」
なんて発言をしていたのです。


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