や~しゃ~ むすたふぁ けまる ぱしゃ やしゃ~♪
って、なつかしっ!!!
トルコに住んでいたら
外国人の我々でさえも
もれなく口ずさめるようになってしまう
İzmir Marşı(イズミルマーチ)。
イスタンブール暮らしの中で
トルコ人のみなさんが集まって
激アツな感じで熱唱しているところを
街中で何度見かけたことか。
この歌の中でも称えられているアタ様。
tapi旅読者のみなさまは
すでにご存知かと思いますが、念のため。
アタ様とは・・・
トルコ共和国建国の父/初代大統領である
ムスタファ・ケマル・アタテュルクのこと。
そういえば、東京の街中には
こういう音楽ってないな~。
と、気付いた。
東京の街中の音楽ってーと
真っ先に思いついたのは
新宿や渋谷の大型スクリーンから
流れる爆音ミュージッククリップ。
生きた音・・・
演奏でも歌でも生活音でも
東京の街には圧倒的に少ない。
今思えばイスタンブールって
街中に生きた音が溢れていたんだな~。
って。
繁華街の路上でも
メトロ駅の構内でも
連絡船の移動中でも
人が集まるところに音あり。
ってくらい、街中のいろんなところで
動画のようなパフォーマンスが
日々繰り広げられていたな~。
あとはジプシーの子たちの音楽も。
メトロ駅構内の様子はコチラから。
私がトルコに越した当時は
連絡船の中では特に
ほんっとひっどいへたくそな
お世辞にも上手とは言えない音を
奏でる人もいたりして
せっかくの絶景大陸移動20分の旅が
台無し!というよりも
笑いがトマラナイ!と言った感じ
だったわけですが。
それがいつのまにか
ちゃーんと審査を通過して?(誰の?)
「アナタは船内で演奏してヨシ!」
とお墨付きをもらった人しか
演奏が許可されない仕組みになりました。
しかも演奏場所も、船内の指定場所があって
首から<お墨付き証>をぶら下げて
ちゃーんと上手な人たちが演奏しています。
その昔は
ひっどいのから、ブラボー!なものまで
いつどのタイミングで、船内のどこで
出会うか分からなかった“音楽家”たち。
船が動き出したら
隣に座ってるひとが突然
楽器を取り出し演奏しだしたり
歌いだしたり・・・
それを、その場に居合わせた人々は
リズムに乗ったり口ずさんだりしながら
なんなら、へたっぴーで聴いてられん!
な場合は、遠くの席に移動するひとも
いたりなんかしてw
すごくおもしろかったんだけどねー。
何曲か演奏し終わると
楽器が入っていたケースや
自分の帽子なんかをチップ入れにして
みんなの席をまわって
チップのおねだりするんだよね。
これがまたトルコのみなさん
結構な確率でチップあげるんですよ。
「楽しませてくれてありがとう~」
みたいな感じで。
で、チップを回収したら
そそくさと身支度を始めて
その場を立ち去る音楽家たち。
船が到着するまでには
まだ時間があるっていうのに
どこに行くのかって?
今さっきは2階で演奏したから
次は1階に行くのですよ。
そしてそこでまた
演奏して、歌って、チップ回収して・・・
自由だよね~。
でも、今となってはそういう姿は
見られませんが。
(チャレンジャーは怒られるのを覚悟で
やってるかもしれないがw)
今は前述のように
お墨付き証を首からぶら下げたひとが
船内の決められた場所で
お行儀よく演奏しています。
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