東京でSuicaやPASMOがあるように
イスタンブールにはİstanbulkartというものがございます。
改札にて タッチ アンド ゴー な使い方も、日本と同じく。
コイン型のJetonを購入するのに比べると、乗車賃半額近くになるわ
乗継ぎの際はさらに安くなるわ・・・
旅行者の方も知らなきゃ損ソン♪でございますのよ。
詳しくは、インターネット先生に聞いてみてね☆ ←投げやり
さて。
今日ですね、船に乗って大陸またぎをしようと
船乗り場の改札にて、タッチ して ゴー♪しようとした瞬間
隣の改札を利用してた女子が
カードの残高不足により通せんぼの刑にあっておりまして。
自動チャージ機(なんか変な日本語・・・なんてゆーんだっけ?)の設置場所は
遥か彼方だわ、船は今にも出航しそうだわ。
もちろん彼女は間髪入れずに、隣にいた私に声を掛けます。
「すみません、カード貸してもらえませんか?」って。
私も躊躇することなく
「はいはーい、もちろーん。どぞどぞー。」てなノリで
彼女の分もタッチしてあげます。
このやりとり、今となってはすっかり慣れましたが
トルコに住み始めたばかりの頃は
「なんてヒューマンなやりとりなんだ!」と感動したもんです。
コンクリートジャングルTOKYOで生まれ育った身としましては
そんな通りすがりの赤の他人に、声を掛けるだなんて
ましてや助けを求めるだなんて、しかもお金絡みだなんて・・・
ナイナイナイナーイ!ナイYoーNeー?!
と、驚きでございまして。
通りすがりの赤の他人同士は
まるでお互いが透明人間で見えないかのように
となりの人が、ちょっと困ってそうでも
時間にも心にも余裕がないし、見て見ぬふりしちゃうのが
コンクリートジャングルあるあるなわけで。
生まれて育っておいてなんですが、
なんかさみしーじゃんよーTOKYO!なんて思うこともあったりして。 ←勝手よね
逆に、トルコに初めて旅行で来たときに
「なんでこのひとたち(=トルコ人)、こんなに私たちを助けようとしてくれるの?
なんでこのひとたち(=トルコ人)、こんなに私たちに好意を持ってくれるの?」
って、頭の中は理解不能なハテナ?だらけでして。
初めて降り立った、トルコのカッパドキアはユルギュップにて
今まで旅してきたどの国でも感じたことのなかった
不思議な感覚に包まれたのでした。
まぁ正直、それが度を越して
「う・・・う・・・うざっす!!!!!」ってことも、なきにしもあらずですが
そこはご愛嬌ってことで。
トルコに魅了された理由のひとつは
“ヒューマン度高めで密接な人間関係”であることは間違いなさそうです。
実際に生活の中で、関わりたがりなトルコジーン!の性質に
助けられること、多々ありますからね。
さて、すっかり話は逸れましたが
そんなわけで
通りすがりの赤の他人に、改札でタッチをお願いすることにも
通りすがりの赤の他人から、改札でタッチをお願いされることにも
お互い慣れっこで、何の躊躇もないトルコ・イスタンブール社会なわけです。
無事、改札を通り抜けると、例の女子はバッグをガサゴソ。
お財布を取り出して、私がタッチした分を現金で返そうとしている様子。
ガサゴソガサゴソ・・・パカッ・・・
。。。
どうやら小銭が全くなかった模様。
「ごめんなさい、小銭が全くなくて・・・ほらっ。」
といって、スッカラカンのお財布を、私に見せてくれました。
「いーよいーよ、だいじょうぶよ。」
と私が言うと、ソッコーで
「そう?ありがとう♡」
と彼女。
言い方悪いかもしれませんが・・・
この図々しさこそ
トルコ人の爪の垢を煎じて飲みたい!と思う部分でありまして。
ある意味、見習うに値するレベルなわけですよ。
このスマートな図々しさ。 ←言い方w
もしも私が逆の立場だったならばね・・・
船の中には売店があるわけですよ。
そこでチャイのひとつでも買って、お札を崩しますわね。
そして、「いいよ、大丈夫よ。」と言って去って行った相手を
船内ぐるりと探して、お金を返すことでしょう。
肝っ玉小さいからドギマギしちゃうものー。
でもまぁ、トルコってそもそも
スーパー等でのおつりの額が、多かったり少なかったりするわけで。
ピッタリの金額をおつりで出せないって、どゆこっちゃ!ってことなんですがね。
フシギでしょー?
存在するけど、ぜんっぜん流通してない“1kr/クルシュ”通貨ってのがありまして
おつりで出そうにも出せないもんで、端数は切り捨て!または切り上げ!
てな感じでしてね。
わおわおー。でしょ?!
でも実際には、もっとざっくりと
流通してる通貨の単位で、切り捨て・切り上げをする店員さんも多々いまして。
そんなテキトーにおつり渡してて、レジ〆のとき、どうやって計算するんだろう。。。
って、いまだに不思議なのですが。
でも、そゆのもすべて
「まぁ、、、トルコだからね!」で、納得して終わりなわけです。
そもそもが、そゆ社会なもんで
ちょっとしたお金を借りたり貸したりってのも
そんな抵抗ないし、いちいち気にしないんだろーなー。と思います。
今回の女子に限らず、以前も他の人にタッチしてあげたとき
「ありがとう!」って現金で返してくれたのはいーんだけど
いや、金額足りてませんがな。ってのがありましてね。
まぁさ、端数だからいーんだけどさ。
多く返してくれて「差額はいいのよ、とっておいて。」ってゆーならわかるけど
少なく返して堂々と「ありがとう!」ってスゲーな。ってね。
郷に入っては郷に従え。
ということで、人助けしてうっかりお金が返って来ないときは
ま、いっか。で流せますが
自分が助けてもらったときは、ちゃんと満額返さなきゃ!って思ってしまう。
まぁ、そもそも、そういう状況にならないように
常にカードのチャージ残高は意識してますけど・・・。
赤の他人は透明人間。な社会で育った私と
赤の他人も今日から知人。な社会で育ったトルコ人との
ギャップなのですかね。
爪の垢を煎じて飲んでも、足元にも及ばなそうですが
トルコ人やトルコ社会のヒューマンなエッセンスを
少しずつ自分の中に吸収していきたいな。と思っております。
写真は、おハイソタウン Nişantaşı/ニシャンタシュ の街角で出会った
マリリン・モンロー?!
ドゥドゥッピドゥー♪具合に、びっくらこきましたとさ。
ご愛読ありがとうございます。
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