【新訂にて変更】「四半期」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

6年ほど前に記事にしたことがある言葉です。そのときからちょっと表記が変更になりました。

 

とはいえ、タイトルを御覧になって薄々お分かりの方もおられるかと思いますが、「四半期」自体の表記は前と同じです。何が変更になったかといいますと、いつの四半期かを表すときに数字をつけるんですけど、そのときの表記です。

具体的には、年度で切ったときに4月から6月が1番目の四半期なんですが、そのときの表記が「第1・四半期」から「第1四半期」に変更になりました。

個人的には前の表記の「・」が入るほうが違和感があったので、表記が簡単になったなと感じているところです。

 

ただ、前の記事でちょっと触れましたが、こうなると数字がほぼ漢数字表記となる縦書きのときはどうなるかというのがちょっと気になります。

そこで国会議事録を検索してみたところ、国会議事録では前と変わらず「・」ありで「第一・四半期」という表記になっていました。さすがに「第一四半期」では分かりづらいというか、誤解が生じ得るのでローカルルールを採用したのでしょう。

 

現在は横書き議事録がほとんどだと思いますけど、国会のほかにもまれに縦書きのところがあります。私も年に数回縦書きの仕事をすることがありますが、そういうとき「第○四半期」が出てきた場合は、用字用例辞典のルールに従うかどうか確認したほうがよいでしょう。