改訂してすぐ頃の記事で、動詞「掛ける」については以前のルールとほぼ変わらず「保険・商業用語、掛け算」のときであるものの、複合語ではそうでない意味の場合も多く漢字表記になっていると書きました。
そこで触れ損ねたものです。
というのが、この言葉は以前は単独で項目としてあったのですが、今回はなくなっていて、しれっと「掛け」の項の用例に移っており、しかもその項に記載されている八つの言葉の中で表記が変更になっているのがこの「掛け布団」のみだからです。
もちろん速記協会の新旧対照表にもありません……。
新訂に対応するには、今までの記憶を全て捨て去って、重箱の隅をつつくように用字用例辞典の細部まで目を通す必要があるようです……。