「子供」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

ちょっと前に、「コミュニティー」の表記は、お客様指定の例外や名称での例外があって混在して大変である旨、記事にしましたが、きょうの表題の「子供」も同じです。

 

表題のとおり、用字用例辞典では「子供」と書くルールなんですが、一般的には「子ども」の表記もよく見かけ、お客様指定で「子ども」であることも結構あります。「コミュニティー」より面倒なのは、これに加え、さらに「こども」という表記もまじるということです。

 

「子ども」「こども」は、「コミュニティ」と同様に部課名で使われていることも少なくありません。「子ども課」「こども課」と、読みは同じなのに自治体によって表記が異なる課名ということもあります。また、よく聞く制度名等でも、用字用例辞典のルールである「子供」ではない表記を用いていることもあります。

 

例)子供の保育、教育の制度は、この数年の間に、子ども・子育て支援新制度が始まったり、幼児教育、保育の無償化によって幼稚園、保育所、認定こども園等の無償化措置が始まったりすることによって、大きくさま変わりした。

 

ことしの10月から、幼児教育、保育の無償化が始まるようですから、現在議会等ではこのことについて頻繁に話題に上げられているようです。これからしばらくはこのように一つの文の中に全ての表記が詰め込まれることも頻発するのではないかと思いますから、注意が必要です。