少し前の記事で片仮名表記のルールについてちょっと触れましたけど、そのときは同音異義語を片仮名と平仮名で表記を分けたものでした。
きょうは、同じ意味の言葉を漢字と片仮名で表記を分けるパターンです。
というわけで、この場合の片仮名で書く「カン」も、漢字で書くとすれば「勘」と書けるものです。ではどういう場合に使い分けるかというと、非常に単純で、用字用例辞典を見ますと、「勘」の項目の用字の例外として、「ヤマカン」「土地カン」とあります。
「ヤマカン」はまあ全部片仮名ですからいいんですが、土地カンのほうはなぜ「カン」が片仮名表記になるのか不明です。「土地」が漢字ですし、通常「勘」は漢字表記ですから、ついつい漢字で書きたくなってしまいますが、片仮名表記ですので注意が必要です。