私はこれまでの人生で結構活字は読んでいたつもりだったんですが、仕事をする中で次々と知らなかった言葉が出てきて、物知らずに愕然とする日々を送っております。
これもその中の一つで、漢字で書くとすると「偏頗」となります。
個人的には、そもそも「頗」の字が初見でございました。この漢字一つで、「一方に偏って正しくない」(デジタル大辞泉より)という意味があるらしいのですが、「へんぱ」ですと「不公平」の意味になります。
(例)そんなへんぱな扱いは許せない。
などという使い方をします。
非常にかたい言い回しだと思いますが、「きゅうきゅう」
同様、平仮名で書くと優しい感じを受ける気がします。
なおこの言葉、過去5年間の国会議事録で3回しか出てこなかった言葉なので、知らない方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
ただし、破産の関係では「へんぱ弁済」(ある人にのみ弁済を行うこと)という言葉があるようで、そういうお仕事をされていらっしゃる方はよくお使いになられるかもしれません。(ただし、主に漢字で)