錦糸町のジャズセッションに行ってきた。
ここは、駅から降りてお店に行くまでに右手にものすごく大きくスカイツリーが見える。他の人でキョロキョロしている人はいないが、久しぶりに来る僕はどうしてもスカイツリーを見上げてしまう。ものすごく大きく見えるスカイツリー。初めてこの道を通る時にあまりにも大きいのでそこにいた警備員さんにスカイツリーまで歩くとどのくらい掛かるか聞いてみた。20分くらい掛かるらしい。距離は結構あるようだ。
そして、久しぶりに錦糸町のセッション。13時からスタートのところ僕はいつも30分くらい遅れて入る。13時から17時までの時間が長いのと、13時に入ると何だか頑張っている感が照れくさい。
扉を開けると既に15人程の人でいっぱいになっている。何度か来ていると顔見知りの人もちらほら見えるようになる。僕は、ピアノの知り合い(知り合いと言っても少し話した程度)の男性と女性の席の隣に座った。またまた緊張感が高まる瞬間だ。
しばらくすると僕の名前が呼ばれる。一曲弾いてしまえば、緊張は収まるものの名前を呼ばれてピアノの前まで行く時間は嫌なものだ。まだ演奏の曲をフロントの人の言う通りには弾けないのでフロントの人と相談して曲を決める。
まずは、「Just Friends 」
この曲は、最近家で練習してきた曲である程度慣れていると思った。ただ、フロントのトランペットの方がカウントを出そうとテンポを軽く合図してくれたが、このテンポが僕がいつもやっているテンポよりかなり速かった。それでテンポを取ろうとしてもなかなか乗れない。おそらく普段家で練習する時にメトロノームを全く使わず練習しているので、いつも自分の一番やり易いテンポになっていたような気がする。そうすると少し速くなっただけでもすごい違和感になり、上手くリズムに乗れなかったりするものだ。
結構面倒くさい練習かもしれないが、テンポを速くしたり遅くしたりしてどんなテンポにも対応できるような練習をした方がいいということだろう。フムフム。言うのは簡単なのだが。。。
結局、トランペットの方が、テンポはお任せしますよ、と言ってくれていつものテンポで演奏した。(ありゃ!)
話は逸れるが、メトロノームを使うかどうかの話。僕のピアノの先生は、毎回メトロノームを使っての練習はしない方がいいとのこと。リズムってその時の演奏で微妙に違うので毎回数字でカッチリ決まったテンポでやっていると微妙なリズムに乗れないとのこと。初期の頃それを聞いて、なるのどと思い。僕はほとんどメトロノームを使わずに練習してきた。
しかし、最近はテンポを速くしたり遅くしたりする練習は、練習としてはやった方がいいのかもと思っている。テンポを速くしたり遅くしたり練習は、メトロノームを使わなくてもできるので、やっぱり僕は使わないと思う。多分。
この日は、若手女性ピアニストが初めてセッションホストとして入っていた。
僕が演奏した後とか、優しく微笑んでくれて感じのいい女の子だが、彼女の演奏がすごい。まず、指が驚くほど動くし音量が半端じゃなく大きい。彼女のアドリブになるとガンガン来るので周りの演奏もガンガン大きくなり、ドラムも彼女をあおるようにガンガン来る。
後で聴いたらクラシックをずっとやっていてジャズに転向したらしい。おそらくショパンなんかは、ちょちょいのちょいだろう。他のお店でも演奏しているらしいが、完全なプロでもなさそうだ。こんなに上手くてもその程度なのかと改めて驚いてしまう。
「音が大きくてすいませ~ん。私が演奏するとドラムの人は、結構喜んでくれるんです。」
ドラマーは、いつも抑えて演奏しているからガンガン来る人は、叩き易いのだと思う。
おそらく一年前の僕だったら彼女のような演奏を聴いたらビビって自分が演奏するのが嫌になっていると思う。でも最近はビビることはなくなった。そもそもレベルが違うので比べなくてもいいし、比べるも失礼というものだ。僕は僕なりのピアノを弾けばいいと思う。指一本でスコンと抜けるようないい音を出すことが僕の目指すピアノだ。最近は、彼女のようなすごいピアノを聴いても目指そうとも思わないし羨ましとも思わない。
いや、やっぱり、羨ましいわ。
この日、他に演奏した曲
「the Girl from ipanema」
「the shadow of your smile」
お店を出てピアノ仲間と一緒に駅まで帰った。東京スカイツリーを見るのを忘れて。