勤務が東京なので仕事帰りだと少し遠い。
GWに一緒に演奏した男性でバリトンサックス奏者が、今回はいつもセッションに参加しているライヴハウスにリーダーとして演奏するということで聴きに行くことにした。
場所は、千葉みなと駅から徒歩1分。以前、僕は千葉でも勤務していたのでその時の後輩もジャズは初心者だったが誘ったら来てくれた。僕の勝手な先入観でライヴハウスというところは少し雑な感じで散らかっているいイメージがあったが、このお店はすごく綺麗。トイレに入っても宣伝用のチラシなど貼っていない。額に入った演奏シーンの写真が2~3枚シンプルに飾ってある。
床は、当然フローリング。最近、お店にくると床をチェックするようになった。歩くと音が出るのが心地いい。
知り合いは、普段から歌物の伴奏やバラッドが好きと言っている。本人が吹く低音のバリトンサックスがよく響くのだろうか?ライヴの前にひと言声を掛けて、いざライヴが始まった。
少し聴くとすぐに分かった。

めちゃめちゃ上手い。
本人も当然上手いのだが、サポートをしている周りの演奏者が上手い。
こんなレベルでやっていた人が、よく僕と一緒にやってくれたものだ。
特に上手かったのは、ピアニスト。普通、ピアノが弾けるようになると高音を響かせ、バッキングにしても少し派手目な演奏をしがちになるが、控えめな演奏がもの凄い安定感を出している。プロかもしれない。そう思って聴いていた。
それに僕の知り合いが、周りの演奏者に気を使っているのがよく分かる。リーダーだから引っ張るというより、リーダーを皆が盛り上げているという感じ。時々みせるメンバーとの意志疎通でピアニストが目で彼に指示をだしているようだ。慣れている。
本人が言っていたようにバラッドが好きというとおりバラッドが続く。乗りのいいジャズを好きな僕としては、何曲も続くと少しリズムが恋しくなる。それでもバリトンサックスを吹く彼は、心の底からジャズが好きという意志が伝わってくる。
これ、何をするにもすごく大事だと思う。
そして途中から、女性ヴォーカルも一曲だけ歌った。実は、このヴォーカル、GWに僕たちと一緒にステージに立った女性。その時は、彼女がほとんど曲を決めた。この日の歌もGWにも歌った彼女が好きなバラッド。本当はリズムのある曲の方が上手く聴こえると思うのだが、結構難しそう。ピアノを弾かずに歌に集中して聴くと、また改めて勉強になる。
店内は、30名ほどの席があるが、その半分以上はうまっている。素人のバンドでここまで入ったら十分だろう。

1、2ndステージとも45分くらい演奏してライヴは終わった。
聞いてみると全員素人だという。
たいしたものだ。
帰りに後輩が言った。
「あのピアニストの慣れてる感って、なんか怖そうですね。(笑)」