六本木サルサ | タップダンスとジャズピアノ! 

タップダンスとジャズピアノ! 

ジャズピアノをやっています。
(実は、タップダンスは少しお休みをしています。)

最近は、何とかジャズのセッションに参加しています。周りの方と比べると毎回落ち込むばかりですが、音を出すことの楽しさを少しずつ感じながら頑張っています。

先週は、六本木にサルサを踊りに行ってきた。

 

Kittyさんの提案で決まった六本木サルサナイト。六本木で踊るなんて何年振りだろうと思いながら8時に待ち合わせの場所にみんなで集まり、いざサルサへ。

 

http://www.salsasudada.org/japanese/index.php

 

お店は、あるビルの3階にあり、入口は初めての人は入りづらいようにだろうか、わざと雑な作りにしているように思える。

 

扉を横に開けて入ると早速外人の従業員がいて入場料を1,000円払う。どうやらワンドリンクは付いているようだ。当初、1,500円だと思ったので少しだけラッキー。またまた地元のプールの更衣室にでもあるような雑なコインロッカーがあり、荷物を入れてやっと落ち着いて店内を見渡す。

 

店内は、細長くカウンターとダンスフロア‐に分かれており、大音量の中、早速キューバっぽい男性インストラクターを中心にサルサを踊っている。何か練習のようだ。照明は、少し落とし目だが、昔のディスコほど暗くはないし、点滅もしていない。その男性の掛け声で簡単なステップをお客さん30名くらい全員同じ方向に向かって繰り返し踊っている。サルサというよりエアロビのような雰囲気。しばらく見ているとステップ自体はそれほど難しくないことに気づく。これだと真理先生のタップの方が100倍難しい。


 

僕たち4人は、しばらく座る場所もなくその練習を立ち見していたが、僕は手持無沙汰だったのでジントニックを頼んだ。


 

そしてその練習が終わって男女混合になって本格的に踊りだした。事前にネットなどで調べてもみたが、やっぱりサルサは男女ペアになって踊るようだ。行く前は、サルサを踊る日本の男性ってどんな人かと想像しづらかった。ある程度お酒の勢いで、ちょっとふざけて踊るような人とか六本木らしくチャラチャラ踊る人とかを想像していたが、全く違うことにすぐに気付く。男性は、どこにでもいるような普通の男性が圧倒的に多い。このまま六本木の駅に行って電車に乗っても違和感はない。普通のスラックスにシャツというとにかく普通の人が普通に踊っている。もちろん六本木ということもあり、外国人は多かった。年齢層も幅広い。とにかく老男女が健全にサルサを楽しんでいる。

 


 

踊り方もかなり自由。ただ、男女ペアなので一人で踊っている人はいない。なるほど~。


 

しばらくいるとシステムが分かってくる。どうやら一曲終わるとそこでペアが分かれ男性が次の女性を探すようだ。男性が女性を誘うのはごく普通に誘う。驚いたのは、カップルで来ている女性でも他の男性が誘いに行き、女性はそれに応じる。どうやらサルサのシステムはそういうシステムらしい。へー。


 

お店に入ってしばらく経っても何もできずジントニックを飲んで人間観察をしている。


 

バナナマンの日村に似ているのに普通にどんどん踊っている男性。

かなりの年輩で小柄、ほとんどおじいちゃんといってもいいような男性も踊っている。元地下鉄職員のような雰囲気だ。一人センスのいい踊りをする女性を見つけた。フィリピン系の女性で腰を中止に膝から足首、腰を中心に胸から肩と波を打つように踊っている。このセンスに憧れる。白のブラウスに赤いベルトが変に似合う。勝手にリンダと名前をつけてしまおう。


 

白髪で黒のV字Tシャツを着ている男性もいた。少し小太りだが踊りは慣れているようだ。必ず綺麗な人と踊っている。リチャード・ギアに似ているのでリトル・リチャードだ。

真っ白なシャツがよく似合う黒人男性も踊っている。名前はボブ。ボブしかない。


 

もうひとつ重要なことが。サルサを踊る人は、基本的に笑顔。みんな楽しく踊っている。


 

少し慣れてきて一緒に行ったメンバーと踊ると、ここのお店のシステムに乗っ取って誰か知らない女性と踊ってみたくなった。まずはリンダだ。ただ、リンダはやっぱりダンスが上手いだけあって男性からよく誘われている。みんな彼女の波のようなリズム感を感じたいのだと思う。なかなかリンダは誘えない。


 

すると後から来た女性が僕の席の隣に立った。最初、フィリピン系の女性と挨拶程度に談笑して僕の隣に立った。エキゾチックで端正な顔立ちの美人だ。しばらく見ていても誰も声を掛けず彼女も何となく踊りたそうな雰囲気だったし、日本人じゃない方が誘いやすい。それに、全くの初心者よりも常連客の方が踊りやすいと思って思い切って誘ってみた。そしてホールの中央へ。


 

彼女は、やっぱり常連客のようだ。今日初めて来たんですということを伝えたかったが、とにかくお店の中は大音響なのでただただ一緒になって踊った。タップのメンバーと踊る時は、練習も兼ねて女性に回ってもらったりチャレンジしてみたが、初めて踊る人とそこまで楽しく踊れない。いまひとつ要領を得ず、ただただリズムに合わせて踊るだけだったが、彼女は終始口元に微笑みを絶やさず僕と地味なサルサを踊ってくれた。そして一曲が終わった。「どうも、ありがとうございましたー。」

(あ、この人、完全に日本人だ。)

どうやら彼女は、エキゾチックジャパニーズ美人だった。


 

 

時間はあっという間に過ぎていく。ホール中央では、おそらく100人以上の男女が踊っている。さすが六本木だ。その間も今回一緒に行った中で一番若いAYNちゃんがボブに声を掛けられた。六本木の路上で黒人に声を掛けられても着いて行ってはいけないが、ここではOKだ。


 

僕は、自分よりも若干年上の女性から声を掛けてもらった。「一緒に踊りませんか?」この女性も先ほどフィリピン系の人と話していた常連客のようで、大胆に肩を出して白いパンツを履いている。なるほど、声を掛けるのは特に男性だけとも限らないようだ。


 

今度は、何とか「今日初めてなんです~。」と言うと、OKと笑顔で答えてくれた。彼女とは正面で手をつなぎサルサの基本ステップを教えてもらった。後ろ、前、右、左。

あ、これ、真理先生に教えてもらったステップと同じだ。ここでやっとこの前にタップダンスレッスンの時に教えてもらったステップに出会えた。でも、慣れてないと足がぶつかる。彼女は、終始にこやかに大丈夫ですよ~、と言ってくれる。それに「練習したら上手くなるよー。」大音量の中で彼女は、5回くらい僕に言ってくれた。ありがたい話だ。彼女は、サルサ歴8年のベテランさんのようだ。それに踊る時は、終始笑顔。

 

 

そしてそろそろ電車の時間を気にしないといけいない時間になってきた。


 

曲が、激しいサルサからテンポを落としてパーカッションがいかにもサルサという曲に変わったところで、最後にもう一度肩出しの女性と踊ってみたいと思った。さっきは、誘ってもらったので今度はこちらから誘うのも悪くないように思ったし、年上の女性は何となく誘いやすいものだ。

 

 

「あの、踊ってくれませんか?」


「あ、ありがとう。え~、と。これね、(初心者には)難しい曲なのよ。他の人と踊るから見てて~。」


「分っかりましたぁー。」

 

 

 

 

 

 

ぎょええええええええええええええええええええええええええええええええ。

まさかの断りぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

どうやら女性は、断ってもいいシステムらしい。(涙)

 


 

ホールの中央を見るとまだ元地下鉄従業員のおじいちゃんが踊っている。

リトル・リチャードも相変わらず綺麗なお姉さんと踊っている。

バナナマンの日村は、壁際で何かを飲んでいる。

リンダは見当たらない。もっと奥かもしれない。「オー、リンダー。」

ジャパニーズエキゾチック美人は、いた。
常連客っぽい男性と他のお客さんよりも断然に激しいサルサをガンガン踊っている。踊りまくっている。


 

めちゃめちゃ慣れてるやんけ~!

 

 

 

 

 

 

終電が近くなり外に出ると雨が降っていた。

僕たちは、日比谷線の六本木駅という現実に向かって走った。