先日、仙台で知合いになった友達に誘われて以前アコースティックライブで一度お邪魔したchop onzに行ってきた。
この日は、サンバナイト。演奏の途中にガンザ(シェイカー)の講習もしてくれるということで、僕は仙台に持っていっていたマイガンザを持参しそのライブハウスに行った。
仙台の夜は、仙台時間という時間があるらしく始まるのが遅い。結構いい時間にお客さんも入ってきて9時を過ぎてライブがスタートした。メンバーは、女性3人。大きく分けるとヴォーカル(ガンザ)、タイコ、アコーディオン。タイコは、当然ながらブラジルのタイコで正式な名前があったら一瞬で忘れた。
おそらく僕だけではないと思うが、日本人はサンバというとリオのカーニバルを思い出す。必ず高音の打楽器が細かいリズムを出しているというイメージがあったが、ライブハウスで聞くサンバは結構しっとりしている。民俗音楽という感じがする。メロディーもしっかりしているが、なんとなく落ち着いているので懐かしいようなもの悲しいような気分になる。
サンバなので当然のようにガンザ(シェイカー)が入ってくる。数曲終わるとその講習をしてくれた。僕は、ガンザはボサノバの時に適当に振りたいと思い、その為だけに買っていた。そしてボサノバの曲にあわせて振る時は、1と3にアクセントを付けて鳴らしていた。ところが、サンバは違った。「シマウマ、シマウマ」と鳴らすらしい。シとマにアクセントを付けるらしい。
ふむふむ、確かにそう鳴らすとサンバっぽくなってくる。
僕のガンザは、ジャパンパーカッションセンター(パーカッションのお店としては、とても有名な浅草にあるお店、浅草にあるなら浅草パーカッションセンターでいいような気もするが。。。)で買ったそこそこイイやつだが、どうやらガンザは手作りできるらしい。そう考えると手作りで十分のような気がする。その手作りのガンザをお客さん全員が持って、お客さん全員ガンザ状態でサンバの演奏が始まった。
なかなか素敵。3人の女性は、みんな素人のようだが、音楽を心から楽しんでいるのが実にいい。それに力の抜け具合が素晴らしい。素人だとついつい力が入ってしまうものだが、この完全なリラックス状態で歌ってこそサンバになるのだと思う。
そして休憩を挟み2ステージがあっという間に終わった。
終わると後は何でもありのお客さん参加型のライブハウスになっていった。常連客もなかなか慣れているのでどんどんステージで何かやっている。その頃は、サンバに関係なく何でもよくなってくる。何とか誰かがガンザを振っているので何を歌ってもサンバっぽくなっている。僕も何かしなきゃと思い、サンバのリズムで「酒と泪と男と女」を歌った。(?)どうやらこのお店はこういうお店らしい。(汗)
で、最後にリーダーがカホンを叩いてくれた。周りの人には、3連をきざんで下さいという指示があり、僕はタンバリンでそれをキープした。
このカホンが凄かった。
3連をきざむということは、おそらくアフリカのリズムだと思うのだが、彼女は、サンバのリズムもアフリカのリズムも同じようなものという。3連を感じながら誰かが、カウベルで難しい裏ビートを繰り返す。それを感じながら彼女のカホンが心地よく響く。彼女のリズムは一級品だった。
実は、彼女と会うのは2回目だ。最初は、僕が仙台に来てジャンベを習いに行ったのだが、そのジャンベの先生(?)が叩く西アフリカのダンスの練習に参加した。僕は踊らなかったが、そこでダンスを踊っていたのが彼女だった。その時は、彼女はリズムキープする為に時々ジャンベを叩いていたが、あまりその片鱗を見せなかった。わざわざ僕が言うほどのものでもないが、そのジャンベの先生(?)よりはるかにリズム感がいい。彼女が一番よく知っていると思う。
そして地下鉄の終電の時間が近くなってきたので、僕だけがその店を後にした。
仙台の女性達には、帰る時間も仙台時間があるようだ。
それにしてもいいお店を紹介してもらった。しかも、マスターが男前ときている。