投信積立のファンドを変更することにしました。ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド から、STAMグローバル株式インデックス・オープン に切り替えました。なぜなら、ポートフォリオに債券を組み入れる必要はないとの結論に至ったからです。


私の投資の目的は、「リタイア後の資金の準備」です。60歳にリタイアすると仮定すると、まだ30年もあります。株式100%のポートフォリオを、十分許容できます。


歴史的に、株式投資は中短期的にはリスクが高いですが、長期的には安定したリターンをもたらしています。30年後のための資金ですから、中短期的に額面割れしても問題ありません。30年後にリターンがあればよいのです。私にとって株式がもっとも都合のよい投資先なのです。時間は見方なのです。


では、5~10年後に使う予定のお金だったら、どうでしょうか?迷わず、債券と株式に分散投資していたと思います。中短期の資金を全額株式に投資する度胸はないです。中短期の投資では、時間が見方とは限りません。債券投資は、(株式投資に比べ)リターンは低いですが、リスクも低いです。債券で安定したリターンを確保し、株式でリターンを伸ばす、という戦略をとるでしょう。


でも、投資のテーマは、「リタイア後の資金の準備」です。下手に分散投資して、本来得られるはずであったリターンを逃してしまうことのほうがリスクと思えるのです。


ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドは以下のインデックスに等分で投資しています。


TOPIX → いらない。STAM TOPIXインデックス・オープンでカバーしている。
シティグループ世界国債インデックス → いらない。30年後のお金なので、“質へ逃避”する必要ないです。
MSCIコクサイ → これが欲しい。


よって、STAMグローバル株式インデックス・オープンに乗り換えることにしました。


もちろん、一生株式100%のポートフォリオを続けていくわけではありません。リタイアまでの期間が10~15年を切ったあたりで、株式の割合を減らし、債券の割合を増やしていく予定です。

2008年12月30日現在の運用状況

STAM TOPIXインデックスオープン
- 投資割合: 86%
- 前月比: 3%↑
- 累計: 7%↑

ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド
- 投資割合: 14%
- 累計: 1%↑

コメント:
投資を始めたのが2008年の11月からだったので、運用成績はプラス。

日本株の割合が高すぎる。→積立をジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドから、STAM グローバル株式インデックスオープンに切り替える。

今回は、Vangaurd Emerging Markets Stock Index Fundの3種類の受益権をそれぞれ解説します。

(前回の記事はこちら です。)


① Investor Shares(VEIEX)


Sales Charge (Load): None
Purchase Fee: 0.25%
Operating Expenses(≒信託報酬): 0.37%
Redemption Fee(=信託財産留保額): 0.25
Minimum Initial Investment(≒最低初期投資額): $3,000
Additional Investment: $100


コメント:

普通の投信です。


② Admiral Shares(VEMAX)


Sales Charge (Load): None
Purchase Fee: 0.25%
Operating Expenses(≒信託報酬): 0.25%
Redemption Fee(=信託財産留保額): 0.25
Minimum Initial Investment(≒最低初期投資額): $100,000
Additional Investment: $100


コメント:

長期保有、大口の投資家を、優遇するための受益権です。Investor Sharesと比べ、信託報酬が安くなっています。信託報酬はETF型と同じ、0.25%です。


Admiral Sharesを購入するための条件は、以下のとおりです。


● Investor Sharesを10年以上保有している投資家は、残高が$50,000以上あればInvestor SharesをAdmiral Sharesに変換(Convert)することができます。
新規の投資家は、$100,000以上を投資すれば、Admiral Sharesを購入することができます。


どちらかを満たせは、Admiral Sharesを購入することができます。長期保有の投資家を優遇してくれる姿勢がうれしいです。$50,000は、1ドル=100円換算で500万円。長期スタンスのインデックス投資家なら上の条件を満たすのは難しくないでしょう。


ここで、「信託報酬が安くなるまで10年も待てない。Investor SharesからETF Sharesへリレー投資する」という声が聞こえてきそうです。心配要りません。Vangaurdはすばらしい制度を用意しています。なんと、Investor SharesとAdmiral Sharesの保有者は、それらを同じファンドのETF Sharesに変換(Convert)することができるのです。このことを、Vanguard社では、Conversion Privilegeと呼んでいます。


備考:Vanguard社では①と②を「Conventional Mutual Fund Shares」と呼んでいます。


Conversion Privilegeがあると、投信(Conventional Mutual Fund Shares)→ETFへのリレー投資につきものの悩みがだいぶ解消されます。


メリット1:基準価格でリレーできる。投信の換金と、ETFの購入の間には、どうしてもタイムラグが発生してしまいます。この間に、株価が大きく動き、損失が発生するリスクがあります。Conversion Privilegeを利用すると、投信(Conventional Mutual Fund Shares)→ETF Sharesへのリレーが基準価格(net asset values; NAV)で行われます。したがって、リレーに伴う損失リスクがなくなります。


メリット2:信託財産留保額がかからない。Conversion Privilegeを使ってリレーする場合、受益権の種類が投信型からETF型に変換(Convert)されるだけです。投資対象のファンド自体は同じです。したがって、(Vanguard社のルールでは)信託財産留保額がかかりません。


デメリットとしては、Conversion一回につき、$50の手数がかかることです。しかし、信託財産留保額が$50を超える場合、Conventional Mutual Fund SharesをETF Sharesに変換し、ETF Sharesを取引所で売れば、信託財産留保額を削減することができます。こう考えると、必ずしもデメリットではないかもしれません。


なお、ETF SharesからConventional Mutual Fund Sharesへの“逆”コンバージョンはできません


③ ETF Shares(VWO)


Sales Charge (Load): None
Transaction Fee: Varies(証券会社による)
Operating Expenses(≒信託報酬): 0.25%
Redemption Fee(=信託財産留保額): N/A
Minimum Initial Investment(≒最低初期投資額): N/A
Additional Investment: N/A


コメント:

Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund(基本ファンド)のETF型受益権です。信託報酬が0.25%と大変安く仕上がっています。日本でも購入できるのはうれしいです。


まとめ
以下のような制度が日本の投信にも導入されることを望みます。
① 投信型受益権→ETF型受益権へのコンバート
② 大口・長期保有者への優遇(i.e.,信託報酬の引き下げ、留保金の免除)


感想
Vanguard社のProspectus(目論見書)を読んで勉強になりました。日本では聞いたことがない仕組みが用意されていて、さすが投資先進国です(まあ、その先進さが金融危機を引き起こしたのですが)。


投信型受益権→ETF型受益権へのコンバートには感動しました。個人投資家の行動を、見事に反映した機能です。

また、Admiral SharesとETF Shares比べて、投信がETFよりコストがかかる必然性はないのでは?と感じました。ETFのほうが投信よりコストが安い、と一般に言われています。しかし、投信とETFの違いは、受益権を市場で取引できるか否かだけです。投信がETFより割高になる必然性は(特に、長期保有、大口の投資家に関して)ないような気がします。ETFのコストの安さが注目されていますが、どちらかといえば、投信のコストの高さのほうを問題視すべきなのかもしれません。


アメリカのファンドにできることが日本のファンドにできないはずはありません。周回遅れでもいいですから、消費者ことを考えた良心的な商品を作ってもらいたいです。