村上海賊の娘 和田 竜 著 | 横浜の相鉄線「天王町」駅より徒歩1分のダイニングバー『tapastyle-dining hanauta 』~タパスタイルダイニング ハナウタ~

横浜の相鉄線「天王町」駅より徒歩1分のダイニングバー『tapastyle-dining hanauta 』~タパスタイルダイニング ハナウタ~

横浜の天王町駅より徒歩1分のカジュアルダイニング&バー(やってる事は居酒屋)

お店のお知らせとSNSが嫌いな陰キャ店主の日記・趣味的な事の記録用でやってます

欲を言えば趣味趣向が合う人が飲みに来てくれたらいいなと思ってます。

 

なんか、読み応えのあるものが読みたいなと思って今回はコレ

 

発売されてた当時はどこの本屋さんも新刊コーナーに「イチオシ」みたいな感じで売り出してたんで、存在はそのころから知ってましたが

 

それを5年以上経った「まさに今更」のタイミングで読む!

 

流行り物に手を出すのが好きではない性分ってのもあるんですが、本や音楽に触れるタイミングなんて別にいつだっていいんですよ!

 

 

そんな本書の紹介分は↓

 

あいつは見るのだ、本物の戦を。

信長vs本願寺、睨み合いが続く難波海に敢然と向かう海賊王の娘。壮絶な陸海の戦いが幕を開ける。
時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。

 

今回は文庫版なんで4冊

 

1、主人公の女海賊、地元ではイケイケで、とあるきっかけで本願寺を目指す

2、田舎から初めて都会に出た女子の如く、周りにちやほやされて調子に乗る

3、本物の戦争を目の当たりにした時に、残酷な現実を見せられ凹んで実家に帰る

4,やっぱりあいつらを見捨てられない!みたいな感じで一念発起して戦場に戻り戦う

 

大まかにこんな感じです!ジャケの絵がまさにそのまんまって感じでしょw

 

ザックリ書きましたが、内容はとても濃くとても楽しく拝読しました

 

村上水軍、毛利軍、雑賀宗、本願寺、織田信長と大阪本願寺における海戦をまるごと豪華に描いた作品ですが、主人公の景はそれこそ実在も怪しいフィクション要因ですが、そんな女主人公を軸に敵味方それぞれのキャラが立っていて、戦争なんで割と悲惨な場面もあるんですが、登場人物にいわゆる「悪役」というか、こいつ嫌いみたいな奴があまり出てこないし、戦闘シーンもド派手な時もあれば手に汗握る場面もありと・・・エンタメ作品としてはなかなか楽しめました

 

瀬戸内海・・・行ってみたいっすね