いわゆるジャケ買いというやつ
横浜人は横浜が好きすぎて「横浜」とつく商品につい手を出してしまうという習性(※個人的見解です)がそうさせてしまったんだろうかと
ちょっと用事があって保土ヶ谷駅の方に行った時、エキナカのすみよし書房さんの新刊平積みコーナーで入手
既定の紹介分は以下
横浜・中華街、四川料理の名店「翠玉楼」は来月で閉店を迎える。
ちなみに帯には「金なし、夢なし、やる気なし、それでも・・・」みたいなキャッチコピー
ざっくり個人的感想
読んでみた総括としては「なかなか面白かった」です
大まかに言えば「探偵もの」なんですが、わたくしの様な40越えのおっさんの見てきた泥臭い探偵ものに比べると、ネット上におけるSNSの複数アカウントを駆使して情報を集めるとか、スマホの機能を駆使して捜査を行うとか、現代のトー横に集まる若者の問題が題材にされてたりと・・・
非常に現代的ですね・・・もちろん全然理解できるんだけど、なんとなく斬新な感じ?w
自分が20代前半くらいだったらもっと素直に楽しめたのかな?とか思いましたよ
ただ、舞台が横浜中華街ないし横浜駅西口等なので物語の風景に既視感が持てると言うか、その辺はすっと入り込めましたね
主人公は紹介分ではダメなフリーターみたいな印象を受けますが、普通にまじめで良い奴だと思いました、両親がいない分祖父に育てられそのまま実家を継げばいいやという、若い時によくある甘ったれ感はありますが、それなりに洞察力もあれば、足で歩き回って情報を集めるなんていう昔ながらの探偵感もあります
共感よりは好感が持てる人物像の主人公、その周りを固める体育会系の幼馴染、パソコン越しでしか出てこない情報屋みたいな友達、事件をきっかけにつるむようになったラッパーの女子なんかが強すぎない個性で丁度いい空気間を醸し出してるような印象も持ちました。
続編が出てるみたいなんで・・・読まない訳にはいかなくなってしまいましたね
読みやすく、若い方でも男女問わず楽しめる本じゃないでしょうかね?
どうせなら10巻位まで続いて欲しいっす!