「子育ての16の前提条件」 | みんなの居場所「大切なあなたへのメッセージ」

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カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表の三上道代です。
このブログでは、
みなさんのお役に立てそうな内容を記事にして
皆さんにお伝えしたいと思います。
是非お楽しみに。

前提条件13:

「夫婦交替で休む」

私達夫婦の事情から、

私は働きながら子育てする父親の立場も、

母親の立場も両方経験しました。

 

そして、カウンセリングを通して母親の大変さも、

父親の大変さも聞いてきました。

 

母親の大変さは目の前に子供がいて、

一緒に生活しているため理解しやすいのですが、

父親の大変さは分ってもらいにくいと感じています。

 

実は、母親と同じように父親も疲れています。

バブル崩壊後の景気低迷の状況の中で

職場の状態はかなり厳しいです。

 

少ない人数の中で多くの結果を求められ、

思うように結果を出せないことも多々あります。

 

このような状況の中で

お父さん達は心身ともに疲弊しています。

心の病気になってしまう方にも多く接してきました。

 

お母さんと同様にお父さんにも休養は必要です。

お父さんが病気になってしまったら、

家族を経済的に支えるという

最も大切な役割を果たすことができません。

 

仕事で疲れて帰って、

妻や子供達から関わりを求められると

家に帰ってもゆっくり休む時間もありませんし、

気持ちを切り替えることもできません。

 

また、週末疲れてゆっくり休みたくても

幼い子供に朝早く起こされ、

ゆっくり寝てもいられない状況もよく語られます。

 

そして、子供と遊んであげたい気持ちと、

疲れていてゆっくり休みたいという

気持ちの間で葛藤します。

 

このようにお父さんもお母さんも

どちらも休養が必要です。

 

大切なのはお互いに理解しあい、

ご夫婦で工夫し交替で休むことです。

 

そして、この大変な状況の中で

働いて経済的に支えてくれるお父さんに

「お父さんありがとう」と言ってあげましょう。

 

家事と育児をこなしてくれるお母さんに

「お母さんありがとう」と言ってあげましょう。

 

その言葉が疲れている身体と心を癒し、

また明日から家族のために頑張れるパワーとなるでしょう。