前提条件14:
「子供の一番の味方でいる」
私がプロのカウンセラーとして
本格的にデビューした場所が心療内科でした。
心療内科にはストレスが原因で
心の病気になった人たちが訪れます。
いわゆるクリニックの患者さんなのですが、
患者さんと面接して
私が最初に心に誓ったのが・・・
私だけでもいいから
「彼らの味方でいよう」
「彼らの理解者でいよう」
「彼らを見守り応援しよう」ということでした。
そして、
彼らに
「一人でも味方になってくれる人がいたら・・・・」
「一人でも理解してくれる人がいたら・・・・・・」
「一人でも見守って応援してくれる人がいたら・・」
病気にならなくて済んだのかも知れなしと感じ、
心が痛みました。
これは子供達も同じだろうと思います。
産まれてから成長するまで、
楽しいこと、
嬉しいこと、
辛いこと、
悲しいこと
・・・・いろいろなことが起こります。
楽しい時は一緒に喜び、
辛いときは寄りそって受け止めてあげる。
そんな大人が傍にいてくれれば、
子供は安心して成長できるでしょう。
特に子供がいじめなどで苦しんでいる時は、
親が最大の味方になってあげることが大切です。
時々親から
「お前にも原因があるんじゃないの?」
などと言われて、
誰にも救いを求められず
苦しんでいるという状況がみられます。
多分親としては、
本人に問題をきづかせ改善できれば、
相手もいじめないだろうという
良かれという気持ちから言っているのでしょうが、
これは子供を否定する言葉になってしまいます。
ましてやいじめという辛い状況の中で、
頼りの親から否定されてしまったら、
どんなに心細くて不安でしょう。
心が折れてしまいますよね。
そのような状況を防ぐためにも、
子供が辛い状況の時には、
子供の一番の味方になってあげましょう。
辛い状況が厳しければ厳しいほど、
お父さんの出番も必要です。
そして、いざという時に一番の味方になって、
自分を守ってくれる親の姿が
子供のなによりの救いになるはずです。
そして、親子団結して問題を乗り越えたとき
親子の絆は固くなっているでしょう。
その絆を感じ、
両親を感じ子供は安心して
生きていくことができるでしょう。