針貝市議講話@稲毛区倫理
今朝は私の所属する、稲毛区倫理法人会に参加。私は進行係でした。
鎌ヶ谷市倫理法人会副会長でもある、針貝市議の講話でした。
党派を超えて若手市議会議員の会で親しくしていた針貝市議ですが、講話も、自然体ながら鋭い保守の視点で、とても共感できました!
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政治の問題点…
制度に期待し過ぎ。エビデンス、技術駆使が流行っている。うまくいかないとき、何かを変えればいいと、皆思ってる。人間万能主義。
しかし?
イギリスは400万台、監視カメラある、が、犯罪率低くもない。
中韓だと前科者にGPSを足に埋め込んだりする。今の子供も全員携帯持ってる。そのうち全国民が持つようになる?一億総監視社会?
そういうSF的な流れが加速している。
近所に子供を預けたり、お味噌を融通したり、昔は町が温かかった、というが…?
いまはコンビニで買えてしまう。そういう町づくりをしてきたから。昔はコンビニがなかった。
最近は結婚しないのは、しなくても大丈夫だからだろう。
保育園でも…遅刻に困っていたので、罰金制度を導入したら、むしろ遅刻が増えた。お金払えばいい、との誤解が広がった。
つまり、社会の成熟と人間の成熟は、比例するとよいが、実際は反比例する。
人間がしっかりしてると社会は制度不要になる。
カーナビが増えると地図読めない、とか。
では、合理的なものがいい?そうとは限らない。
夫婦別姓も…推進派は「選択しなくてもいいんだから制度改革を」と言うが、「人間がやろうと思っても、できない」ことに、価値がある。
天皇陛下の代替わりも、止むを得ず決まる方がいい面がある。元号も、誰も変えられないからこそ=人間が届かないからこそ、神聖になるのでは?と猪瀬直樹さんが指摘していた。
丸山敏雄先生は、上野駅に泥棒がでたとき、倫理運動を決意したというが、なぜ政治家にならなかったのか?
今なら、駅に監視カメラ付けよう、となる。しかし丸山先生は一人ひとりの倫理復興に取り組んだ。
制度が狂い始めると、アイヒマンのようなことにもなる。小役人が制度を守ったがために、大犯罪を犯す。
だからこそ人間は、純情を、大切にする必要がある。
一人ひとりの倫理感を高めるためにも。よい制度を作るためにも。
倫理法人会がすごいのは、
はじめは経済的にもうかるかな?と思って入っても、
その後、もうからなくても、退会しないこと。止めないこと。
純情という思想が素晴らしいから、やってるうちに振る舞いが倫理的になる。
世の中を良くするには、一人ひとりが良くなるしかない。
犯罪を減らすにも、刑罰を厳しくするか?正しい気持ちを普及させるか?
後者のような世の中を目指したい。
そんな世の中は可能か?全員は無理。
しかしスモールユニットである倫理法人会が、大きくなれば、近付けると信じている。