二十三・四歳の頃、初めて就職した会社まで、単車で
ニ十分くらいの距離でした。
その会社の相談役の方は、一つ上の階で別の会社を
経営していたのですが、朝、早く会社に来れば（三十分
前くらい）喫茶店へ連れて行ってくれて、モーニングを
食べさせてくれました。
飯を食う時間があれば、会社に行けばタダで朝飯が
食える訳です。
独身で一人住まいだったので、ちょっとだけ早く起きて
会社へ行けば良いだけなのですが……。
これが起きれないのです。
朝は、ちょっとでも寝て居たいのです。
それでも、たまに早く起きられた時は、会社へ行って
モーニングを頂いていました。
その相談役の方が言っていました。
「やる奴は、何だかんだと言いながらやる」
「やらない奴は、何だかんだと言ってやらない」
ってね。
つまりね。やる奴も、やらない奴も、何かを言い訳に
しているのです。
何かを動機にしているとも言えるのかな。
その時は分からなかったのですが、今は分かるよう
になりました。
やらない時は、何かを理由にしてやらないし。
やる時は、何かを理由にしてやっています。
いつもやれば良いのですが、ついつい、やらない理
由を考えてしまいます。
あかんね。
話は全く変わるのですが、「京王線刺傷放火事件」
犯人は「人を殺して死刑になりたい」って言っている
そうで。
犯人は何もかも捨てていて、何も縛られる物が無くて
何も怖い物は無い訳ですから。
これはもう、防ぐことは不可能な事件です。
防ぐには、電車もバスもタクシーも、飛行機並みに持ち
物をチェックしなければ防げません。
朝の通勤ラッシュに、一人ずつ持ち物検査しなければ
ならないなら、前の日に出勤して、並んで検査を受け
なければならなくなります。
……前の日くらいでは駄目かな。出勤する三日前から
検査に並ばなきゃいけないかもね。そうかもね。
癖になっちゃうかもねＢａｂｙ、Ｂｕｒｎ！Ｂｕｒｎ！Ｂｕｒｎ！
今夜決めなきゃ♪
……ってことで、実際には不可能です。
よくあるストーカー殺人事件も、同じようなものです。
一方的に好意を寄せられて、付きまとわれて、それを
警察に届ければ、警察の方から相手に注意が行って、
それでも付きまとうと、強めに注意されて……。
あるいは、裁判所から何メートル以内に近づくなと
警告されて、守らないと逮捕されるとかね。
それでも、結局は警察は二十四時間三百六十五日
守ってくれる訳は無いので、被害者が殺されてしま
う話は、いくらでも聞きます。
「彼女を殺して、死刑になろうと思った」ってね。
もうね。
付きまとわれている被害者の方が、何もかも捨てて
どこか遠くへ逃げるしか、助かる道はありません。
可笑しいですよね。
迷惑を被っている方が逃げなきゃならないのです。
仕事も捨て、友達にも家族にも会えません。
何か間違っています。
列車の刺傷放火事件も、ストーカーの殺人事件も、
「死刑になりたい」って言っている犯人は、いわば。
「全てを捨てている人」なわけで、恐い物は何も無い
訳です。
こんな奴らは取り締まれません。絶対勝てません。
北朝鮮がミサイル打って来て、被害が出てからしか
反撃できない自衛隊と同じです。
あくまで自衛の軍隊ですから、こちらから攻撃できな
いのです。
やられるって分かっていてもね。
……思ったんですけれど。
最早ね。
防ぐには罰則を強くするしか無いですわ。
死刑が究極の罰則かも知れませんが、捕まった
奴らは「死刑になりたかった」って言っている訳です
から、死刑が究極の罰則になっていないのです。
こうなりゃね。
「死刑になりたくない」って思わせねばなりません。
つまりね。ノコギリ引きの刑なんてどうでしょう。
指を一つずつ潰してから、手足をノコギリで切断
するのです。
「痛いで～」これは、ホンマに痛い。
想像しただけで、尻の穴がすぼまります。
恐ろしいですわ。
もっとヒドイ刑もあるのですがね。中国の酷刑を
調べれば、ホンマかいな、ウソかいな。
ってくらいの、凄いヤツがいくらでも出て来ます。
やっぱり、非人道的な奴でも、そこまでするのは
可哀そうかも知れませんね。
知らんけど！
本日は、これまで！